志水木材のブログ
風が吹けば桶屋が儲かる?!
木造の建物
南木曽町の妻籠地区で町並み交流センターの建設が進んでいます。
先日建設中の建物を見学して来ました。
ホール内部は木曽檜の木組みあらわしがとても斬新で美しいつくりになっていました。
建築を担当する方によると檜の寿命は百年以上ともいわれ
鉄筋コンクリートの数十年を優に上回るとのことでした。
コンクリートは風化などで腐ってくるそうです。
亀裂から内部の鉄筋に水分が浸透するとさらに寿命が短くなるらしいです。
一方、京都や奈良の寺社仏閣などの木材建築物は五百年を経過しているものもあります。
風雨にさらされる外壁などは当然修理が必要でしょうが、
塗装や工事の容易さでは木材が優れているといえます。
地震対策にはコンクリート造りが有利かもしれませんが、
適切に耐力壁を設けるなどして木造でも耐震性を増すことはできるようです。
檜の産地の南木曽ならではの建物ではありますが、
日本全国で木造建築が見直されてくればいいなと木組みを見て思った次第です。