2012年02月の記事一覧
-
タレント揃い
2012年02月29日
工場に相応しいタレントとは?
もちろん、お笑い芸人やイケメン俳優が工場で働いているわけではありません。
桶づくり、もっと広げて、木工で必要なタレントとは?
どの企業もそうでしょうが、みんなが同じことばかりできてもしょうがないですよね。いろいろな方面の技術や知識を結集すると、強い企業になります。
当社のタレントは、木工技術はもちろんですが、ボイラーから電気工事、配管、水道、溶接、土木、・・・コンピューターまで、少ない社員ながら、みんな合わせるとなんとタレント揃いたるや。
都会と違って、困った時にすぐに他の業者に頼めない環境だからかもしれませんが、「何かあればまずは自らやってみる」この精神がタレントの根幹にあるような気がします。
明日も皆の力を結集して桶づくりに励みます。
写真は木風呂や寿司桶など材料を乾燥させる機械のファンを修理する和田さん。皆、機械のことは、まず和田さんを呼びます。 -
飯台の売れ行きと景気動向
二月も明日で終わりです。
最近はあまり言われなくなった「二八(にっぱち:景気が悪い二月と八月)」ですが、当社では例年そのような傾向にありました。
ところが今年は二月に入り上昇傾向にあるようです。
特に、業務用の飯台の注文が増え始めています。
これは接待を含め外食にお金を使うようになった証?かもしれません。つまり景気が上向いてきた?
日本の株価も近々一万円台を回復するのでは?と強気になってきたようです。これも日銀の金融緩和による円安傾向から。
飯台も海外に輸出する問屋さんからも注文が増えていますから、円安傾向は歓迎すべき現象。多くの日本企業同様に桶屋も為替動向に左右されているようです。円安傾向が継続するか要チェックですね。
写真は増産中の飯台の丸め作業。 -
今週は木風呂の製作がピーク
-
養蜂箱の巣枠生産ピーク
-
檜葉の業務用木風呂
檜葉という木は、昨年世界遺産に登録された平泉の中尊寺を建てるのに用いられている事で知らるように建築用材として有名です。
そして、狂いが少なく、材質が緻密、水湿によく耐えることから、船舶材や土木材、枕木などの用途もあります。
また、ヒノキチオールの含有量が多く、抗菌性に優れることでも知られています。実はヒノキチオールは、檜(ひのき)には僅かに含まれるだけなんです。今回製作している木風呂は、框に三寸角、側板に一寸五分と非常に厚みのある豪華な仕様です。
框にはボルトを入れて強力に固定します。
ハードユースにも耐えられるように頑丈にお作りし納品します。 -
タライのご注文
現在製作中のタライ。
ネット上でタライをお探しになったお客様。
でも、なかなか見つからなかったらしいんです。
そこで大きな飯台(飯切)を作っている当社なら作れるのではないか、と目を付けられてお問合せをいただきました。
左側が直径60センチの大きな飯台(飯切)です。
右側のタライが少し背が高いのが分かると思います。
タライは、漢字で書くと盥。
調べてみると「平らで円く大きな器の中で両手を洗う」形を表した漢字なんです。そのままですね。
現在では木製のものは、確かにほとんど見かけなくなりました。プラスチックや金属のものばかり。でも手触りなど木製の良さもありますよね。日本の伝統的な桶・樽を今後も伝承していけたらと思っています。 -
「おひつ」をお買い上げのお客様からのメール
2012年02月12日
「おひつさっそく水で洗い今晩のごはんから使いました。
木の香りがなんともよくて、おひつからごはんをよそるのが楽しいです。
明日の朝ごはんが今から楽しみです。
良い商品をありがとうございました。」そうなんです。おひつのごはんって、蓋を開けた時に、
なんとも言えない木の香りがするんですよね。
これは材料の椹(さわら)という木の香りなんですが、
木風呂に使われる檜(ひのき)や高野槇(こうやまき)と違って、自らは主張しないものなんですよね。白いごはんを邪魔しないというか。
香りが木になる方もいらっしゃるかもしれませんが、しばらくお使いになられている中に気にならなくなると思います。
もうひとつ「おひつ」の良さは、安いお米でも美味しく食べられることではないでしょうか。ご飯の美味しさは味が一番ですが、水加減も重要ですよね。炊きあがったご飯をおひつに入れるだけで、食べるのにちょうどよい水分量に調節してくれます。木のすごいところです。「おひつ」で美味しいごはんを召し上がっていただきたいと思います。末永くご愛用くださいませ。
-
杉板の看板
今日は、大きな杉板の仕上げ作業をしました。
横幅1メートル程、長さは1メートルを超える大きなもの。
厚みも3センチほどあり、結構な重量です。
まず幅15センチ~20センチほどで決まった長さに木取り乾燥させておいた材料を手押しします。(手押しとは、手押し鉋盤で材料の直角を出すための鉋掛けのこと)
その後、溝掘り機で断面を凸と凹に加工します。
これを糊付けして、高周波接着機で接着します。(電子レンジにも使われている高周波で加熱することで、接着剤の硬化を促進させ短時間で強固に接着することができます)
出来上がった杉板を大型のサンダーで、表面を平らに加工します。
これをダブルソーでお客様指定の幅と丈に詰めて製品の完成です。
木のお風呂を作っている工場なので、この程度の大きさの板は問題なく加工できるのですが、厚みもあり数量も多かったので、かなりの重労働になりました。「近くの温泉に入って来週の作業に備えなきゃ」との職人のコメントもうなずけます。 -
消防団で行方不明者の捜索
2012年02月08日
10時過ぎの休憩を終えたら携帯に電話が。
声の主は消防団の上役の分団長。
昨日からの行方不明者の捜索のために出動せよとのこと。
消防団に協力的な当社も、受注している仕事が溜まっているので、3名のみが出動となりました。(町の消防団協力事業所にも指定されている当社には、現在消防団員が5人います。)
最高気温が1~2度の中、川べりの崖を中心に捜索にあたりました。笹の藪の中、昨晩の雨でぬかるんだ崖に足をとられながらの探索。
公民館でカップヌードルだけの昼食を手早く済ませ、午後も別の川べりを捜索にあたりました。(普段の作業以上に足腰を使い、体力の消耗も早い。日頃の運動不足のせい?)
が、結局不明者の発見には至らず、午後4時で捜索打ち切り。
この時期としては昨晩の冷え込みは大したことがなかったことから、発見できなかったことは非常に残念でした。
今晩からは冷え込む予想なので無事でいられることを祈るばかり。
当社も木風呂や桶を作ってるだけではダメで、地域あっての会社なので、社員の消防活動への協力も惜しまない。今後もそうあり続けたいとともに、地域の絆を守り続けねばと痛感した一日でした。 -
40代から体力は下り坂?!
2012年02月07日
朝夕の徒歩通勤や一日の立ち仕事(桶づくり)で、毎日相当の運動をしているとおもっている40代の筆者。
でもなぜだか体力の衰えを感じる今日この頃。
どうも原因は筋力の低下らしいんです。
専門家によると「全身の筋力は40代半ばから加速度的に落ち始める」そうだとか。
「特に下半身の筋肉は30歳頃から落ち始め、80歳までにほぼ半減。」
ん、んー。そう言えば、脚のふとももやふくらはぎが細くなってきたような・・・
適度な運動はストレス解消にもつながり、心の健康にもよいようだし。
50代以降の人生を充実させるためにも運動習慣を心掛けねば。
まずはスクワットと腕立て伏せから始めますか・・・
いい汗かけば、癒しの木風呂と冷たいビールが待っている!か。