志水木材のブログ
風が吹けば桶屋が儲かる?!
杉板の看板
今日は、大きな杉板の仕上げ作業をしました。
横幅1メートル程、長さは1メートルを超える大きなもの。
厚みも3センチほどあり、結構な重量です。
まず幅15センチ~20センチほどで決まった長さに木取り乾燥させておいた材料を手押しします。(手押しとは、手押し鉋盤で材料の直角を出すための鉋掛けのこと)
その後、溝掘り機で断面を凸と凹に加工します。
これを糊付けして、高周波接着機で接着します。(電子レンジにも使われている高周波で加熱することで、接着剤の硬化を促進させ短時間で強固に接着することができます)
出来上がった杉板を大型のサンダーで、表面を平らに加工します。
これをダブルソーでお客様指定の幅と丈に詰めて製品の完成です。
木のお風呂を作っている工場なので、この程度の大きさの板は問題なく加工できるのですが、厚みもあり数量も多かったので、かなりの重労働になりました。「近くの温泉に入って来週の作業に備えなきゃ」との職人のコメントもうなずけます。