志水木材のブログ
風が吹けば桶屋が儲かる?!
イチローのバットと地球温暖化
大リーグの「イチロー選手のバットが再び黒に」の記事が載っていました。
この背景にはバットに使う木材が関係しているとのことです。
日本球界にいる頃はアオダモという北海道産の木材。
アメリカに渡った当初は郷にいては郷に従えで北米産のホワイトアッシュという木のバットに変えたが、
2年目に調子を崩してからは再びアオダモを使い、大リーグシーズン最多安打などを記録したそうです。
しかしそのアオダモも北海道内で枯渇。再びアッシュを使い始めたイチロー。
でもそのアッシュにも忍び寄る問題があるとのこと。
それは地球温暖化。
冬場の気温が低くて生息できなかった害虫がバットの森に襲い掛かっているらしいのです。
蜂による害虫対策も試され始めているが、害虫にやられてしまうか時間の勝負のよう。
日本でもアオダモの植樹で未来にアオダモバットの復活を目論む向きもあるようだが、
生育期間が60~70年と長期にわたるため、イチローが再びアオダモバットを持つことは叶わない。
我々桶屋が扱うヒノキやサワラも他人事ではない。
天然林は減少の一途。
人工林も温暖化がこのまま進めばどうなってしまうかは?
地球上の一人ひとりが問題意識を共有して、少しでも行動に移さなければとつくづく思います。
今すぐ始めなければ。