タグ『椹』の記事一覧
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いろいろな桶
十月です。
これから年末にかけて木風呂づくりの忙しさが増してきます。
浴槽にしては深さのある(子どもの背丈程もある)ものを作っています。
藍染に使う槽だそうです。
きっと木製品ならではの藍染ができるのでしょう。
様々な用途に対応する桶や樽のご用命も承っております。
お気軽にお問い合わせください。
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美味しいお櫃ごはん
ご飯離れが叫ばれる昨今ですが皆様のご家庭ではいかがでしょうか?
一日一食はお米食べられていますか?
我が家では昼と夜の二食は米飯にしています。しかも土鍋で炊いています。
お米ってやっぱり美味しいですよね。
先日はお米を美味しく召し上がっているお客様に一合サイズのお櫃をお買い求めいただきました。
感想をメールでくださいましたのでご紹介いたします。
「とってもかわいいお櫃届きました!土鍋が1合炊きなので、小さいお櫃を探していました。
届いて箱を開けてみるとちいさっ!!と思ったのですが、1合分いれてみると十分でした。
ごはんを炊く楽しみが増えました♪
いつも楽天で買い物をしているのですが、楽天内で探してみると予約で納期2か月先など、
すぐに手に入らなかったので検索したところ、志水木材さんがヒットしました。
また、1合用の小さいものが出回っていなかったのと、檜のものが多く、
昔ながらのさらわのお櫃が欲しかったため、こちらで購入させていただきました。
いつか檜のお風呂をオーダーしたいです!
丁寧に作り込まれた商品をご提供くださり、ありがとうございました。
作ってくださった職人さんに、めちゃくちゃ喜んでいたとお伝えください!」
嬉しいお便りに感謝です。
これからもお客様に喜んでいただけるように桶づくりに励みたいと思います。
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桶の修理
9月も二週目に入ります。
来月初めのお宮の秋祭りも迫ってきました。
今年も昨年同様に簡略化したものとなりそうですが、
お神輿を地区内に繰り出して邪気を払って日常を取り戻したいと思っています。
さて、当社では桶の修理を承っております。
修理のご依頼のありましたお客様のメールをご紹介いたします。
できることなら桶を使い続けてほしい。そんな思いで可能な限り修理しております。
お客様にご満足いただけたら幸いです。
「この度は、丁寧な寿司桶の補修をありがとうございました。
もう25年ほど前に木曽路で購入した寿司桶で、旅行の思い出もあり、最近桶からタガが外れ始め、どこかで修理できないかと思っておりました。
だいぶふるくなっていたものを、銅までピカピカにしていただき、ありがとうございました。
ちぢこまった木の間に継ぎ目を入れていただき、またしっかり寿司桶として、行事ごとに大働きしてくれそうです。
きちんと修理して使うという、日本らしい仕事を見せていただき、大変嬉しく思っています。
ご丁寧な仕事をありがとうございました。」「先ほど、修理して頂いた桶を受け取りました。ありがとうございました。
半分諦めていたので、こんなに綺麗に立派になって戻ってきたことに感激しております。
本当にありがとうございました。
大切に使います。」「先ほど寿司桶を受け取りました。ありがとうございます。
この寿司桶はお父さんが知人から譲り受けたものをくれました。
最初は大きいなぁと思っていましたが、大は小を兼ねるではないですが、
人数多い時に対応できてとても便利でした。
タガが外れてどうしようもなくなって、買うしかないのかなと
いろいろHP探し回って、志水木材産業さんのホームページを見て、
自社じゃなくても直すことを試みますと言ってくださり、
使い捨てではなく、大事に扱ってくださる感動ですね。
ものづくりの思いと、自社じゃなくてもその道具を作ってくださった方への
敬意を感じるというか、大事に思っていたものをなんとかまた繋いでくれるってうれしいなって
頼むならここがいいなと思いました。大事に使っていく姿勢を子どもにも見てもらえたら、ものを大切にすることを
学んでくれたら、それはプライスレスだと思います。」 -
お礼のお手紙
梅雨に逆戻りのような天気の南木曽です。
先日、浴槽用のサワラ木蓋をお買い上げいただいた静岡県のS様から
ご丁寧なお手紙を頂戴しましたのでご紹介いたします。
「・・・
注文の風呂木蓋が届きワクワクと梱包を解き風呂に納めるとその存在感たるや、圧倒されました。
我家の風呂にも品格が備わりました。
・・・
お道具一つがこんなにも人の心と生活を豊かにしてくれることに感激しております。
・・・」
S様、ご丁重なお手紙まことに有難うございました。
何かと無機質な現代において、自然の恵みが生活に与える力は絶大な気がします。
木の良さを活かしつつ空間にマッチする製品を作って参りたいと思います。
引き続きのご愛顧宜しくお願い申し上げます。
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精度の高さが自慢
久々に梅雨らしい天気の南木曽です。
先日養蜂箱キットをご購入されたお客様からこのたびメールをいただきました。
お褒めの言葉を頂き嬉しく思います。さらに精進して参りたいと思います。
「早々組み立ててみましたが、素晴らしい出来で感動いたしました。
精度が高いので組立ても楽でした。
このような商品を供給していただき、とても感謝しております。
今後も志水さんの巣箱を使わせていただこうと思っております。」
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女性誌に「うふっ湯桶」登場
先日ご紹介した「うふっ湯桶」、
多くのお問合せを頂いております。
出産前に用意しておきたいとのご注文も承りました。
生まれながらに木に触れて自然を感じてもらえれば嬉しいです。
さて今週発売の女性セブンの「高値の華」コーナーで「うふっ湯桶」が取り上げられています。
“高くても買いたい”とご推奨頂いております。
ご関心のある方はお気軽にお問合せくださいませ。
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家酒場マストアイテム
フードエンターテイメントマガジン「buono」5月号に
当社製の日本酒&焼酎サーバーが家酒場マストアイテムとして紹介されています。
呑兵衛にはたまらない商品のはず。
ご注文お待ちしております。
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すし桶輸出の新聞記事
昨日の秋晴れは気持ちよかったですね。
十月一日の土曜日にある広瀬諏訪神社の祭礼を控え、
広瀬地区のあちこちで草刈りや植木を手入れする姿が見られました。
ぐずついた天気が続いていますが、年に一度の祭礼は晴れてほしいところです。
さて、日曜日(九月二十五日)の信濃毎日新聞「けいざい信州発」で「県産木材輸出の動き広がるか」で当社の寿司桶が取り上げられました。
木材は依然として輸入超過で輸出量は輸入の26分の1程度とのこと。
県内からの輸出は低価格・低質なスギの丸太が多く、当社のような木工製品の輸出はまだ部分的のようです。
海外での和食ブームで欧米のすし店での寿司桶需要は微増傾向が続く見込みです。
酢飯との相性の良い木曽さわら材の強みを活かし、ライバル企業(特に中国企業)に負けない品質と納期で、更なる輸出拡大に挑みたいと思います。
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国産材の利用促進には
連日の28度超えの南木曽。
さすがに真夏の暑さとはいきませんが、5月としては気温の高い一日でした。
真夏日の地域もあったのではないでしょうか。
熱中症にかからないように、こまめな水分補給を。
ところで政府は2025年の国産木材の供給量を14年実績の約1・7倍に増やす計画を閣議決定したとニュースにありました。
木材産業の国際競争力の強化、公共建築物の木造化、木質バイオマスの利用、
付加価値の高い木材製品の輸出なども促し、需要を開拓する方針を掲げたとあります。
わたくしたち桶屋も国内だけでなく海外のお客様にも欲しいと思ってもらえるような製品を創造していかなければと感じています。
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お客様からのメール
女子バレーボールのオリンピック最終予選が始まっています。
オリンピックの試合よりも予選の方が緊迫感あって応援のし甲斐がある気がします。
ガンバレ日本!
ところでお客様から特別に注文を頂きました釜の蓋を納品いたしました。
わざわざご丁寧にお客様からメールをいただきました。
「ありがとうございました。到着いたしました。取っ手の長さもピッタリです。大事に使わせて頂きます。」
製品サイズのご要望にも可能な限り対応させていただきます。
お気軽にお問合せくださいませ。
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イチローのバットと地球温暖化
大リーグの「イチロー選手のバットが再び黒に」の記事が載っていました。
この背景にはバットに使う木材が関係しているとのことです。
日本球界にいる頃はアオダモという北海道産の木材。
アメリカに渡った当初は郷にいては郷に従えで北米産のホワイトアッシュという木のバットに変えたが、
2年目に調子を崩してからは再びアオダモを使い、大リーグシーズン最多安打などを記録したそうです。
しかしそのアオダモも北海道内で枯渇。再びアッシュを使い始めたイチロー。
でもそのアッシュにも忍び寄る問題があるとのこと。
それは地球温暖化。
冬場の気温が低くて生息できなかった害虫がバットの森に襲い掛かっているらしいのです。
蜂による害虫対策も試され始めているが、害虫にやられてしまうか時間の勝負のよう。
日本でもアオダモの植樹で未来にアオダモバットの復活を目論む向きもあるようだが、
生育期間が60~70年と長期にわたるため、イチローが再びアオダモバットを持つことは叶わない。
我々桶屋が扱うヒノキやサワラも他人事ではない。
天然林は減少の一途。
人工林も温暖化がこのまま進めばどうなってしまうかは?
地球上の一人ひとりが問題意識を共有して、少しでも行動に移さなければとつくづく思います。
今すぐ始めなければ。
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大きな樽風呂
しばらくぶりに平年並みの気温になった南木曽。
職人はみんな上着を脱いで気持ちよく仕事をしていました。
ところで今秋は熊の出没情報が少ないような気がします。
山の木の実が豊富だと熊も里に下りてくる必要がなく、山で来春まで暮らせるようです。
我々人間も熊と出会う危険が少なくなるのは安心ですね。
工場のまわりの木々も赤や黄色に染まり始めました。
秋の深まりを感じるこの頃です。
さて工場では木の風呂の製造に追われています。
なかには熊が何頭も入れそうな大きな樽風呂も。
年末まで忙しい日々が続きます。
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祝長野北陸新幹線開業!
先週末は新幹線が金沢まで行くことになりましたね。
東京金沢間が2時間半です。
長野県にも新駅できますが、
単なる通過駅とならないように、
北陸地方とのさまざまな交流で
県内が活性化するような
よい刺激となればいいと思います。
この開業に合わせた長野県の施策「県産材の利用促進」で
富山県の内外薬品株式会社のケロリン桶を
木曽産の椹(さわら)で当社が製造することになりました。
”ケロリン桶”ご存知ですか?
銭湯に行ったことがある方はご存知のはず。
そう、あの黄色いプラスチック桶です。
銭湯に行かれたことの無い方も、
映画「テルマエロマエ」で有名になったことを覚えていらっしゃるのではないでしょうか?
「黄色い桶は知っていても、”ケロリン”って何?」
という方も多いはず。(かく言う私も”ケロリン”て何か知りませんでした・・・)
※なんと初代ケロリン桶は白色だった!などなどケロリンについては販売元の内外薬品さんのHPでご確認ください。
実は、薬だったんです。。。
肝心なことを忘れていました。
当面は東急ハンズ長野店と、長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」で椹のケロリンは手に入ります。
是非ともケロリン木桶を持って銭湯へ!
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井の中の蛙
南木曽の花々もそろそろ終わりを告げ新緑の季節となってきました。
これから梅雨入りまでの約一ヶ月間が南木曽で一番過ごしやすい時期だと思います。
新緑の中の爽やかな空気に触れに是非南木曽においで下さい。
さて工場ではこんなものを作りました。
職人の背丈を超す高さの桶です。
何に使うかお分かりになりますでしょうか?
実は、井戸の木枠なんです。
実際に使用するものではなく展示用のものですので高さは2メートルほど。
大昔の井戸は、側(がわ)に木を刳り貫いたものや木枠が使われたそうなんです。
掘り井戸の多くは5~7メートルの深さがあるそうなので、側を作るのも昔は苦労だったと想像できます。
竹箍を掛けて完成です。
そう言えば今夕からの雨で工場近くの蛙の鳴き声も大きくなっていました。
「井の中の蛙」とならず枠にとらわれないよう、
桶づくりを進めていきたいと思っております。
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電気代の節約策
消費増税に加え燃料費の上昇により電気代の上昇は止まりそうにありません。
工場のある南木曽町は中部電力の管内にあり、増税対応の値上げが4月から、
5月からは当初の値上げ幅を圧縮はしたもののさらなる値上げが決定しています。
家庭では、電気代の約7割を占める「エアコン」「冷蔵庫」「照明器具」「テレビ」の使い方を見直す必要があります。
省エネ性能の高い製品への買い替えやLED照明の導入などできることは限られますが、
家族で節電意識を高め、こまめにスイッチをOFFにするなど
少しずつでも実践していくことが重要のようです。
私たちの工場でも休み時間の消灯やコンプレッサーの停止など節電対策を進めています。
できることから少しずつ。地球環境にもエコなことみんなで始めましょう。
さて工場の二階に三色の木風呂が並んでいました。
左から、高野槇、木曽檜、木曽椹の箱型木風呂です。
たまたまですが、このように並んでいると色合いが違うのがはっきり分かります。
樹の性質や色合いでお選びいただけます。
お気軽にご相談くださいませ。
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寒い一日でした
先週初めまでの暖かさが嘘のように寒い週末となりました。
なんと今日はなごり雪まで。
明日からはまた暖かくなりそうなので、
南木曽の春も桜満開となってきそうです。
こんな寒い日には、やっぱり温かいお風呂で一息つきたいところです。
消費税増税後も木風呂のご注文を多く頂いております。
ステップやイス、手すり、枕付き等、
お客様のご要望による特注製作も承っております。
お気軽にご相談くださいませ。
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今冬は寒い?
今日の日中は薄暗く曇り、短時間でしたが雪が舞いました。
暦の上では来週末には大雪ですからね。
12月に入れば積雪も間近かもしれません。
ところで25日には気象庁から三ヶ月予報が発表されました。
気温は例年より低めの確率がかなり高くて40%も。
降水量は例年より少なめが40%。雪が少なめだと大人は有り難いのですが・・・
さて、工場では年末の買い替えのお客様用に風呂椅子の製作をしています。
新年からお風呂用品を一新される方は大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
この際、洗面器やイスは木製のものにしてみてはいかがでしょうか。
少しの事ですが、お風呂に入るのが楽しみになりますよ。
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赤ちゃんの沐浴には盥がいい
今日も日中は汗ばむほどの陽気でした。
しばらくはこんな秋晴れの日が続きそうですね。
さて先日、盥(たらい)のご注文をいただきました。
「赤ちゃんが生まれるので盥が欲しい」とのこと。
そう、木製のタライもまだまだ健在なんです。
大人が木の浴槽で気持ちいいように、
赤ちゃんも、沐浴のときには、
人工的なものではなく、
自然素材のもので気持ち良くなりたいはず。
肌触りが心地良くて温かみのある椹(さわら)の盥。
きっと赤ちゃんも満足間違いなしです。
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平たい顔族の木風呂がイタリアに
「ローマの危機救うため~!」のセリフを覚えている方も大勢いらっしゃるのではないでしょうか。
そう、古代ローマの浴場設計技師ルシウスが現代日本の銭湯に舞い込んでしまう映画「テルマエ・ロマエ」の1シーンです。
昨年のゴールデンウィークに公開されて思わぬ大ヒットとなった作品です。
(来年2014年のゴールデンウィークに第2作の公開も決まったようですよ)
日本のお風呂文化は我々にとっては当たり前のことのようですが、
異国の人にとっては(ましてや古代の人)、すごく不可解ながら新鮮であるのだと思います。
そんなテルマエロマエも当社とも関係の深いものになりつつあります。
というのも、イタリアの建築家の方から木風呂のご注文をいただいたんです。
当然現代のイタリア人の方からです。
奥さまが日本人(日本でもオペラ歌手をやられている、森シュタービンガー智子さん)なので、
日本文化に親近感があるのも当然かもしれませんが、
インターネットで当社の木風呂をご覧になり発注することを決められたそうです。
今回はミラノとパルマのイタリア人のお宅に設置する檜葉(ヒバ)と椹(サワラ)の箱型風呂を製作。
ルシウスが発見したほどのアイデアが注ぎ込まれているかはわかりませんが、
現代のイタリア人にも木風呂の良さを是非とも感じていただきたいと思っています。
木風呂は発泡スチロールとべニア板でしっかりと梱包し、本日当社からイタリアに向けて出発していきました。