タグ『おひつ』の記事一覧
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うなぎはアメリカ産、お米は中国産
今日から春土用。
季節の変わり目に差し掛かっているんです。
土用と言えば、丑の日に食べる鰻。
その鰻の稚魚が大不漁なんだそうです。
そこでアメリカから鰻を輸入し始めたんですって。
日本の鰻とは種類が違うので、脂ののりも今一つだとか?
それでも国産に比べれば格安らしいので・・・鰻料理の代表と言えばうな重ですが、
鰻の下のご飯(お米)にも変化の兆しが。
外食チェーンでは中国産米が使われ始めたらしいんです。
東日本大震災の影響で国産米の価格が高騰。
一方で、手取り額の少なくなった消費者が安い外食を求める。
業者は、原価の安い外国産米で対応。
という構図でしょうか。
お米離れが進んでいる一般消費者の方も、味に大差がなければ安きに流れる傾向にあると思います。
近い将来、スーパーの棚も外国産米ばかりで、国産米は高嶺の花になっていたりして。何はともあれ、4月22日(日)、5月4日(金)は土用の丑の日です。
美味しいおひつご飯と鰻で栄養補給して、元気に過ごしましょう! -
木工の隠れた作業
彼岸の中日の春分の日を過ぎましたが、まだまだ寒いですね。
昨日はめったに休まない人が風邪をひいてお休みでした。
気候の変化が激しいこの時期、皆さんも体調には充分気を付けてくださいませ。さて、今日はすごく地味な作業についてご紹介します。
上の写真は何をしているのかお分かりになりますか?
ただ板を運ぶだけの作業なんですが、とても重要な作業なんです。
材料を乾かすために、桟を入れて積み上げているんです。
通称、桟積み(さんづみ)。
丸太を挽いて、板状の材料にする製材作業。
ここからすぐに加工作業に移るわけではないんです。
そう、木材は乾燥させないと、出来上がった後に縮んだりして、
寸法が狂ったり、箍(タガ)が落ちたり、・・・不良品になってしまうんです。乾燥作業に絶対必要なのが桟積み作業なんです。
空間を効率よく使って、より多くの材料を乾かすために、キレイに積み上げる必要があります。
地味な作業ですが、桶づくりには欠かせないものなんです。 -
お客様からのお便り
先日、おひつの修理をご依頼いただいたお客様からお便りをいただきました。以下、ご紹介いたします。
「この度は大変ありがとうございました。
思いがけずきれいになって再生され、
木製品の良さと、その技術を伝えてらした職人さんたちのお仕事に、
改めてすばらしさを感じました。
今時、保温炊飯器を持たずに暮らす拙宅にとって、
おひつは必需品です。
大切に使いたいと思います。」手書きのお便りは電子メール以上に励みになります。先人の技術をいつまでも大切にしていきたいと思います。
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「おひつ」をお買い上げのお客様からのメール
2012年02月12日
「おひつさっそく水で洗い今晩のごはんから使いました。
木の香りがなんともよくて、おひつからごはんをよそるのが楽しいです。
明日の朝ごはんが今から楽しみです。
良い商品をありがとうございました。」そうなんです。おひつのごはんって、蓋を開けた時に、
なんとも言えない木の香りがするんですよね。
これは材料の椹(さわら)という木の香りなんですが、
木風呂に使われる檜(ひのき)や高野槇(こうやまき)と違って、自らは主張しないものなんですよね。白いごはんを邪魔しないというか。
香りが木になる方もいらっしゃるかもしれませんが、しばらくお使いになられている中に気にならなくなると思います。
もうひとつ「おひつ」の良さは、安いお米でも美味しく食べられることではないでしょうか。ご飯の美味しさは味が一番ですが、水加減も重要ですよね。炊きあがったご飯をおひつに入れるだけで、食べるのにちょうどよい水分量に調節してくれます。木のすごいところです。「おひつ」で美味しいごはんを召し上がっていただきたいと思います。末永くご愛用くださいませ。