タグ『たらい』の記事一覧
-
身体の手入れ
八月に入り、夏真っ盛りの南木曽です。
工場では例年この時期に健康診断を行っています。
日頃から立ち仕事をしているのでメタボ体形の人は少ないですが、
運動不足気味の人は多いのかもしれません。
健診結果を重く受けとめて健康意識を高めたいと思っています。
さて、古い桶も手を加えればまだまだ使えるものです。木製のいいところです。
先日も盥(たらい)桶の修理のご依頼がありました。
底板は割れ、箍(たが)は緩み、側板はずれている状態の桶ですが、
箍に合わせて側板を調整のうえ、底板を新しいものに交換。
仕上げの磨きをして修理完了しました。
ご依頼のお客様にご満足いただければ嬉しいです。
(修理前のタライ桶)
(修理して出来上がった桶)
-
「うふっ桶」誕生です!
当社では昔ながらの木の盥(たらい)を製作していますが、お客様の中には産湯桶としてご使用になられるためにご注文いただくこともあります。生まれたての赤ちゃんが肌触りのよい木の桶に触れることは、自然の恵みに包まれて健やかに成長し、自然を大切にする大人になってくれることでしょう。このたび、そんな木づかいの第一歩としてお使いいただける産湯桶を多方面の企業様とのコラボレーションで開発いたしました。産湯桶だけの短期間の使用だけではもったいないので、末永く「木に親しむ暮らし」のシンボルとしてご愛用いただく転用アイデアもご提案させていただいております。赤ちゃんから思わず「うふっ」っと笑みがこぼれるベビーバスです。もちろんママとパパも「うふっ」その名も「うふっ桶」です。ご用命お待ちしております。 -
地方の魅力
ブログから端を発した保育所の待機児童問題がクローズアップされていますが、
ここ南木曽ではもちろん待機児童ゼロ。
というよりも受け入れ可能児童数に遠く及ばない状況が何年も続いています。
待機児童の問題は、都市と地方における人口のアンバランスがもたらすもの!?のような気もします。
企業も行政も、サテライトオフィスや在宅勤務のような勤務形態を推進し、
都市部集中から地方分散へ舵を切るのも一つの方策ではないでしょうか。
もちろん都市部に負けない魅力的な地方でなければなりませんが。
(自然がいっぱいの地方はそれだけで魅力があるとは思いますが・・・)
ところで幼児施設のお客様から施設内に設置する桶のご注文をいただきました。
児童が遊ぶ玩具のプールにされるとのことです。
木製品に囲まれた環境、とっても素敵ですね。
全国の幼稚園・保育園にも是非。
ご相談、お問い合わせはお気軽に当社まで。
-
保育園では盥(たらい)がお風呂代り
カレンダーも残り3枚となりましたね。
週末は最高気温も少し落ち着いてきそうですが、まだまだ暑いくらいの日中があるようです。
土曜日は地区のお宮の例大祭です。
社長はじめ職人の多くがお神輿を担ぐことになります。
気張って来るつもりです。(膝と腰を痛めて仕事に差し支えないように・・・)
さて、中国地方の保育園のお客様から、なんとも微笑ましい写真をお送りいただきました。
園児のお顔は本当に気持ちよさそうなんです。(写真は加工しております。実際のお顔をご覧いただけなくて残念です。)
こんな顔でタライ風呂に入っていただけると、職人一同嬉しいかぎりです。
また、こんなお手紙も付いていました。
「子供達のお風呂に使わせていただいています。
木は肌にやさしくて暖かくて幸せを感じます。
子供達も大好きですよ!
大切に使わせていただきます。」
子供達が大好きになってくれることに、こちらも幸せを感じます。
おひつや寿司桶のご注文を保育園や幼稚園から時折いただきます。
是非、桶の手触りや香り、使い心地を子供達に味わって欲しいものです。
当社もそういう保育園や幼稚園、学校を応援できたらなと思っています。
-
タライのご注文
現在製作中のタライ。
ネット上でタライをお探しになったお客様。
でも、なかなか見つからなかったらしいんです。
そこで大きな飯台(飯切)を作っている当社なら作れるのではないか、と目を付けられてお問合せをいただきました。
左側が直径60センチの大きな飯台(飯切)です。
右側のタライが少し背が高いのが分かると思います。
タライは、漢字で書くと盥。
調べてみると「平らで円く大きな器の中で両手を洗う」形を表した漢字なんです。そのままですね。
現在では木製のものは、確かにほとんど見かけなくなりました。プラスチックや金属のものばかり。でも手触りなど木製の良さもありますよね。日本の伝統的な桶・樽を今後も伝承していけたらと思っています。