保存するだけでふっくらおいしいごはん
おひつの雑学とご飯レシピ
秋の味覚を楽しむ!おひつで仕上げる炊き込み&混ぜごはん3選
夏の暑さがやわらぎ、朝晩の涼しさに秋の訪れを感じる頃。
食卓にも「ほっこり」とした味わいを求める気持ちが自然と高まります。スーパーには鮭や里芋、銀杏、すだちなど秋ならではの食材が並び、旬の恵みをどう取り入れようかと考えるのも楽しみのひとつです。
そんな秋におすすめなのが、日本の食文化を支えてきた「おひつ」を使った炊き込みごはんや混ぜごはん。おひつは木の力で余分な水分を吸い、ごはんをふっくら仕上げるだけでなく、冷めても味が落ちにくいのが魅力です。
今回は、秋の旬を味わえる「秋鮭と銀杏」「里芋と鶏肉」「しめさばとすだち」という3つのレシピをご紹介します。過去のさつまいもやきのこを使った定番レシピと重ならない、新しい秋の味覚をご堪能ください。
秋の食材とその魅力
秋鮭

秋に漁獲される鮭は、脂のりが良く旨みが濃いのが特徴。DHAやEPAといった不飽和脂肪酸が豊富で、血流改善や生活習慣病予防にも役立つとされます。焼き魚だけでなく、炊き込みごはんにしても美味しさが際立ちます。
銀杏

秋を感じさせる食材のひとつ。もちっとした食感とほろ苦さは、大人の味わい。カリウムを多く含み、むくみ対策にも良いとされます。彩りが加わるので、ごはんに混ぜると見た目も華やかに。
里芋
ねっとりとした食感と素朴な風味が魅力。食物繊維やカリウムが豊富で、体に優しい食材です。煮物にするイメージが強いですが、ごはんと一緒に炊くと、口に入れた瞬間にホクホク感が広がります。
すだち

徳島を代表する柑橘で、香りと酸味が上品。脂ののった魚料理や炊き込みごはんに加えることで、後味がさっぱりと仕上がります。食欲が落ちがちな時にもおすすめです。
レシピ1:秋鮭と銀杏の香ばし炊き込みごはん

秋の代表格である鮭と銀杏を組み合わせた一品。鮭の旨みと銀杏の独特な風味が重なり、季節感あふれるごはんに仕上がります。
材料(2〜3人分)
- ・米:2合
- ・秋鮭:2切れ
- ・銀杏:10粒(殻と薄皮をむいて下処理)
- ・しめじ:1/2パック
- ・醤油:大さじ1
- ・酒:大さじ1
- ・塩:少々
- ・だし汁:炊飯器の2合ラインまで
作り方
- 1. 鮭は軽く塩をふって焼き、骨を取り除きほぐす。
- 2. 銀杏はフライパンで軽く炒って香ばしさを出す。
- 3. 米を研ぎ、調味料とだし汁を加えてセット。
- 4. しめじと銀杏をのせ、通常通り炊飯。
- 5. 炊きあがったらおひつに移し、鮭を加えてふんわりと混ぜ合わせる。
ポイント
銀杏を先に炒ることで香ばしさが増し、鮭と合わせると奥行きのある味に。おひつに移すことで余分な水分が抜け、素材の風味がしっかりとごはんに馴染みます。
レシピ2:里芋と鶏肉のほっこり炊き込みごはん

秋の家庭料理に欠かせない里芋を、鶏肉と合わせて炊き込んだ優しいごはん。煮物のような味わいがありつつ、ごはんと一緒に食べることでおかずいらずの一品になります。
材料(2〜3人分)
- ・米:2合
- ・里芋:4個(皮をむいてひと口大)
- ・鶏もも肉:150g(一口大に切る)
- ・にんじん:1/3本(細切り)
- ・醤油:大さじ1
- ・みりん:大さじ1
- ・だし汁:炊飯器の2合ラインまで
作り方
- 1. 里芋は皮をむき、塩でもみ洗いしてぬめりを取る。
- 2. 米を研ぎ、調味料とだし汁を加える。
- 3. 里芋、鶏肉、にんじんを上にのせて炊飯。
- 4. 炊き上がったらおひつに移して10分ほど蒸らし、全体を軽く混ぜる。
ポイント
おひつで蒸らすことで里芋の水分がほどよく抜け、ホクホク食感が際立ちます。冷めても美味しく、お弁当にもおすすめです。
レシピ3:しめさばとすだちの混ぜごはん

火を使わず、さっと作れる混ぜごはん。しめさばの旨みとすだちの酸味が調和し、秋の夜長にぴったりの一品になります。
材料(2〜3人分)
- ・炊き立てごはん:2合分
- ・しめさば:1枚(細かくほぐす)
- ・大葉:5枚(千切り)
- ・すだち:1個(果汁を絞る)
- ・白ごま:小さじ1
作り方
- 1. 炊きたてのごはんをおひつに移し、粗熱を取る。
- 2. ほぐしたしめさば、大葉、白ごまを加えて混ぜる。
- 3. 最後にすだちの果汁を絞り、さっくりと混ぜ合わせる。
ポイント
おひつでごはんの水分がほどよく抜けることで、しめさばと大葉の香りが引き立ち、さっぱりとした秋の混ぜごはんに仕上がります。お酒のお供にもおすすめです。
おひつを使うメリット
秋の食材は水分が多いものも多く、炊き込みごはんにするとベタつきやすい傾向があります。
そこで活躍するのが「木のおひつ」です。
- ・余分な水分を吸収して、ごはんがさらりと仕上がる
- ・冷めても甘みが増し、美味しさが続く
- ・木の香りがほんのり加わり、季節感を演出してくれる
特にさわら材のおひつは香りが控えめで、鮭や里芋、しめさばといった秋の食材の風味を邪魔しないためおすすめです。
まとめ:食欲の秋をおひつごはんで
今回ご紹介した「秋鮭と銀杏」「里芋と鶏肉」「しめさばとすだち」の3品は、どれも秋らしさを存分に感じられるレシピです。
- ・鮭と銀杏の香ばしさで季節を実感
- ・里芋と鶏肉のほっこり感で心も体も温まる
- ・しめさばとすだちで爽やかに締める
おひつを使うことで、炊きたてはもちろん冷めても美味しく、翌日の朝ごはんやお弁当にも活躍します。
ぜひ秋の食卓に取り入れて、家族や友人と一緒に季節の恵みを味わってみてください。
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