保存するだけでふっくらおいしいごはん
おひつのご飯レシピ
魅力的な食事でお客さまを虜に!旅館・ホテル向けおひつごはんメニュー3つ
おひつで食べるごはんのおいしさは知っていても、
「自宅ではなかなか、準備するのが難しい……」なんて語る方も少なくありません。
一般向けに販売されているおひつも多いものの、
まだまだ「非日常の習慣」だと感じる方も多いというわけですね。
「非日常」だからこそ、旅行中での宿泊先などで見かけると、
「美味しそう!」「魅力的!」と感じる方も多いもの。
今回は、「旅館やホテル事業において、食事の魅力度をアップさせてお客さんを満足させたい!」
と願う方向けに、おひつで楽しみたい美味しいお食事のレシピ3つを紹介します。
ぜひおひつと共に導入してみてください。
■ぷりっぷりの海のめぐみ…「たこ飯」
柔らかな出汁の香りと、たこの味わいを一度に楽しめるのが、たこ飯の魅力です。
ごはんと一緒に炊き込むことで、それだけでも美味しい、特別な食事が出来上がります。
たこ飯を美味しく作るためには、「おひつ」が持つ調湿作用が欠かせません。
またおひつを使ってお客さまへと提供することで、「自宅では楽しめない特別感」を抱く方も多いことでしょう。
ぜひおひつを使った特別メニューとして、出してみてください。
<材料>
米 2合
ゆでだこ 150グラム
枝豆 100グラム
しょうが 20グラム
しょうゆ 大さじ2
酒 大さじ1
出汁 適量
塩 少々
<作り方>
お米は研ぎ、30分ほど水に浸しておきます。
その間にたこを一口大の大きさにカットし、枝豆は茹で、さやから豆を取り出しておきましょう。
しょうがは千切りにしておきます。
米の水気をきって炊飯器に移したら、しょうゆ・酒・塩を加えて、2合の線まで出汁を加えます。
その後たこと枝豆を加えて、炊飯スタートします。
ご飯が炊けたら、おひつにうつし、ざっくりと混ぜ合わせて余分な水分を飛ばします。
千切りにしたしょうがを加えて軽く混ぜ、完成です。
日本には、数多くのたこの名産地があります。
このようなエリアを訪れた際に、「美味しいたこ飯を食べたい!」と願う方は決して少なくありません。
高級感のある「おひつごはん」をフル活用して、美味しいたこ飯を提供してみてください。
「食事の美味しいお店」として、注目度をアップさせられるかもしれません。
■海のうまみがふわっと香る……「鯛めし」
海が近い宿泊地では、海産物を売りにした料理を提供することで、宿泊客の満足度をアップできることでしょう。
お刺身や焼き物、揚げ物などが一般的ですが、「ごはん物」にも海産物を利用することで、
料理の質をワンランクアップさせることができます。
海産物を使ったごはん系メニューの中でも、人気が高いのが「鯛めし」です。
こちらも、普段の生活の中で楽しむ機会は少ないもの。
宿泊施設などで提供すると、非常に喜ばれるでしょう。
以下は材料と作り方の情報となります。
<材料>
米 2合
骨付きの鯛 150グラム
昆布 5センチ角1枚
みつば 適量
しょうゆ 大さじ3弱
酒 大さじ1
<作り方>
お米は研いで、20~30分間おいておきます。
鯛をざるに入れて、熱湯の中にさっとくぐらせたあとに冷水につけ、臭みをとります。
キッチンペーパーなどを使って、水気は丁寧にとっておきましょう。
炊飯器にお米をセットし、しょうゆと酒を加えます。
その後2カップの水を入れてください。
昆布と鯛を乗せて、炊飯スタートします。
ごはんを炊いている間に、三つ葉をカットし、おひつを用意しておきます。
炊き上がったら、まずは昆布と鯛を取り出します。
その後ごはんを、おひつへと移します。
鯛から丁寧に骨を取り除き、ごはんと一緒に混ぜ合わせます。
三つ葉を添えたら完成です。
鯛は「骨付き」のものを用意することで、風味がぐんとアップします。
味が大きく変わってくるので、できればこだわってみてください。
団体客に鯛めしを振る舞うときなどには、大きめのおひつを使って、鯛をまるごと一匹使って作るのもオススメです。
インパクトも抜群の、華やかメニューに仕上がるでしょう。
■山の恵みを贅沢にいただく……「松茸ごはん」
山の宿泊施設においても、おひつごはんは「特別感」を演出するための便利な道具です。
特に山のきのこや山菜は、ごはんとの相性も良い食材です。
中でも人気の松茸ごはんは、おひつで提供することで、より一層高級感がアップします。
食事のメインとして活用することもできるでしょう。
<材料>
米 2合
松茸 中1~2本
しょうゆ 大さじ1.5
酒 大さじ3
塩 少々
昆布出汁 適量
<作り方>
お米は研いだ後に、30分ほど水に浸しておきます。
松茸は石づきをカットし、ボウルの水で優しく汚れを落とします。
水に濡らしたあとは、ふきんなどで水気を取っておきましょう。
長さを2~3等分にカットしたのちに、食べやすい大きさになるよう、手でほぐしていきます。
ごはんは一度水からあげ、しっかりと水気を切っておきます。
炊飯器にお米を入れ、しょうゆ・酒・塩を加え、炊飯器の2合の線まで昆布出汁を加えます。
その上に松茸をちらし、炊飯ボタンを押しましょう。
炊き上がったらおひつに移し、全体を軽くかき混ぜたら完成です。
ふんわりとした良い香りを楽しめますよ。
■まとめ
ホテルや旅館の競争も激化している今、「食事」の内容に力を入れている施設も増えてきています。
非日常の食事だからこそ、「味」だけではなく「見た目」や「雰囲気」にこだわることも重要なポイント。
おひつは、非常に良いアクセントになってくれることでしょう。
「いろんな料理がおいしかったけれど、最後に食べたごはんが一番おいしかった!」というのは、
料理を作る側にとって非常に嬉しい言葉です。
ぜひおひつを活用して、より一層魅力のある食事を提供してみてはいかがでしょうか。

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