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おひつのご飯レシピ

おひつの基礎知識とお手入れ方法を紹介! おひつで楽しむお祝いメニューも紹介

日本に古くから伝わる「おひつ」は、
単純に「ご飯を保存するためのもの」ではなく、
「ご飯をよりおいしくするための調理器具」として親しまれてきました。

 

正しく活用することで、毎日の食事シーンをより贅沢に、
そして華やかなものにしてくれるでしょう。

 

今回は、「おひつ」の使い方や使用の際の注意点をおさらいすると共に、
持ち寄りパーティーにもオススメの
「おひつで楽しむ栗のお赤飯」のレシピを紹介していきます。

 

ぜひご家庭で試してみてくださいね。

 

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■まずは「おひつ」の使い方を知ろう!

 

7e2528558a8d6ae49a6dd5d2f912ab46_s和食に欠かせないお米を、
おいしく食べるための道具として、
広く活用されてきた「おひつ」。

 

かまどとお釜を使ってご飯を炊いていた時代には、
炊きあがったご飯を
おいしく保存するためのアイテムとして浸透していました。

 

昭和30年代ごろになると、電気炊飯器が登場。

 

 

 

電気の力でご飯を炊き、
そしてそのまま保温しておくというスタイルが広がるにつれて、
「おひつ」の活用場面は限定されるようになります。

 

しかし近年、「ご飯をおいしく保つ」という「おひつ」の特徴に、
再度注目が集まっています。
炊飯器で炊き上げたご飯を、一度おひつに移すことで、
よりおいしい状態を長くキープできるというわけですね。

 

さて、そんな「おひつ」の使い方は以下のとおりです。

 

1.炊飯器でご飯を炊く
2.炊き上がったご飯を、おひつに移す
3.食べるときにお茶碗によそって食べる

 

非常にシンプルですが、この手順を踏むことで、
おひつがご飯から余分な水分を吸収します。
ほどよくご飯を冷まし、
なおかつ木材ならではの良い香りを移してくれるでしょう。

 

時間が経過してご飯が冷めてきたときには、
木材の中にため込んだ湿気を少しずつ放出します。
これにより、ご飯が固くなってしまったりパサついたりすることを防いでくれます。

 

12時間程度なら余裕でおいしい状態を保ってくれますし、
周囲の環境さえ良ければ、2~3日経過してもおいしくいただけます。

 

■おひつを使うときの注意点は?

 

毎日のご飯を手軽にランクアップしてくれるおひつですが、
正しく長く使うためにはいくつか注意点もあります。
使用の前に頭に入れておきましょう。

 

・おひつは濡らさずに使う
・使ったあとは放置せず、水とスポンジで洗い流す
・洗ったあとはふきんで水気をふきとり、通気性の良い場所で乾燥させる

 

おひつにご飯を入れるときに、
「ご飯の粒がベタベタくっつきそう!」という理由で濡らす方がいますが、
これは必要ありません。

 

心配しなくても、おひつはご飯から自然に水分を吸収します。
粒がくっつくこともありませんし、事前に水で濡らしてしまうと、
ご飯の水分を吸収できない可能性もあります。

 

おひつを使っていると、黒い汚れが気になることもありますが、
これは木の特性がもたらすもの。
気になる場合には、粉末のクレンザーでお手入れをするのがオススメです。

 

最後は通気性の良い場所でよく乾燥させてから、棚の中にしまってください。
こうすることで、次も気持ちよく使えるでしょう。

 

■持ち寄りパーティーにもピッタリ! おひつで楽しむ栗のお赤飯

 

b690908a3a5e97a039af12190c6eebcd_sおひつの正しい使い方を復習したところで、
さっそく活用してみましょう。
今回は、お祝いシーズンにもピッタリのお赤飯を、
よりおいしく楽しめるおひつレシピを紹介します。

 

<材料>

もち米    3合

塩      小さじ1/4

乾燥あずき  50グラム

栗の甘露煮  10粒

 

 

ごま塩    適量

 

<作り方>

乾燥あずきを流水で洗い、鍋に入れます。
お水をたっぷりと入れたら、沸騰させてください。

 

沸騰してから5分ほど煮ると、お湯が黒くなってくるので、一度ざるに取り出します。
なべを洗ってきれいにしたら、再度あずきを投入。
今度は水を600cc加えて沸騰させます。

 

お湯が沸騰したら中火にして、15~20ほど煮ていきます。
あずきを指で強く押すとつぶれる程度の固さに調整しましょう。

 

もち米は研ぎ、炊飯器にセットします。
あずきを煮たゆで汁を入れて、少し少なめの水分量に調整します。
塩小さじ1/4を加えたら、上に栗の甘露煮をセットします。

 

炊飯器に早炊きモードがあれば、それを使って赤飯を炊きます。
ない場合には普通モードで、吸水時間をとらずに炊き上げてください。
炊き上がったらすぐにふたをあけ、ざっくりと混ぜ合わせた後におひつへと移します。
最後にごま塩をトッピングして完成です。
お赤飯の魅力は、とにかく華やかな雰囲気を楽しめること。
最後におひつに盛り付けることで、ご飯のべたつきを防いでくれます。

 

またおひつにフタをして、全体を風呂敷で包むことで、
持ち寄りパーティーにもピッタリの品となります。
お祝いの席にもオススメですよ。

 

■まとめ

 

昔の日本と比較すると、現代においては「おひつ=特別なもの」と認知されがちです。
しかしだからこそ、日常生活の中に取り入れることで、
毎日の食事を贅沢な気持ちで楽しめるようになるでしょう。
おいしいご飯があれば、きっと家族の会話もはずむはずです。

 

おひつと聞くと、「使い方がわからない。お手入れが面倒なのでは?」
と不安を感じる方もいるかもしれませんが、
基本の情報さえ押さえておけば大丈夫です。
特別なことは、何も必要ありませんから安心してくださいね。

 

おいしいご飯を食べたい!と思ったときには、
ぜひおひつを採用してみてください。
炊飯器を高級製品へと買い替えるよりも、
かなり低コストで食事の質をランクアップできるでしょう。

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