木風呂でゆったり温泉気分♪
檜風呂、木風呂のアイデア集
ユニットバスに桧風呂で、お気に入りの浴室を作ろう
趣のある和風の浴室を作りたい!と思ったときに、
非常に魅力的に映るのが「桧風呂」です。
本物の桧が持つ上質感や香りの良さは、
人工的なユニットバスでは感じられないもの。
「桧風呂」といえば、
高級旅館などの特別な場所をイメージさせてくれる住宅設備でもあり、
多くの人を魅了しています。
とはいえ、家づくりにおいても「効率化」が重視される時代、
「浴室といえばユニットバス」といったイメージを抱いている方も多いことでしょう。
そんなユニットバスに、桧風呂を導入する際のコツを紹介します。
■ユニットバスと桧風呂を組み合わせよう
一般家庭の浴室といえば、ユニットバスが一般的です。
工場でほとんどすべての行程を完了させ、「現場では組み立てるだけ」
という考え方を取り入れることにより、水まわりの品質をキープしながら、
価格を安定させることを可能としています。
実際に注文住宅を作る際や、自宅のリフォームを行うとき、
「浴室だけに予算をかける」というのは非常に難しいことです。
「お風呂を大事にしたい!」と思う家族がいても、その他のメンバーと意見が合わなければ、
双方のバランスを意識して予算設定を行う必要があるでしょう。
このような場面においても、価格が安定しているユニットバスは魅力的な存在。
近年は「無機質でなんとなくダサイ」といったイメージを払拭するため、
デザイン性にこだわったユニットバスも数多く登場しています。
実はこのユニットバス、桧風呂と組み合わせて使うことも可能となっています。
その方法は実にシンプルで、
「ユニットバスの浴槽を取り外した上で、桧風呂を設置する」というものです。
「え!? そんなことできるの?」と思われるかもしれませんが、実は可能です。
この方法であれば、
「基本はユニットバスで、桧風呂を取り入れてイメージを変える」こともできますし、
「ユニットバスからのリフォームで桧風呂を導入する」ということも可能となります。
■両者の「良いところどり」ができる!
ユニットバスの浴槽を取り外して、桧風呂を導入する方法メリットは、
両者の良いところを活かせるということです。
ユニットバスにはユニットバスの、そして桧風呂には桧風呂の良さがあります。
両者は「一長一短」という形で比較されることが多いのですが、
「両方を取り入れる」と決めることで、良いところどりが可能となります。
ユニットバスの良いところは、安定した品質と価格があげられるでしょう。
また保温性能も優れていますし、
在来浴室と比較すると「お手入れが簡単」というメリットもあります。
さらに浴室を新たに設置する場合やリフォームを行う場合においても、
短い工期で仕上げられます。
特にリフォームで、「長期間お風呂を使えないのは、困ってしまう!」という場合には、
非常に助かるメリットの一つだと言えるでしょう。
一方で、デザインの幅が狭く、
お気に入りの空間が作りづらいことがユニットバスのデメリットとなりますが、
こちらは桧風呂が補ってくれます。
桧風呂の浴槽を取り入れることで、浴室全体の「個性」を高めることができますし、
お湯につかった際の快適度もアップするはずです。
もちろん桧ならではの良い香りで心が癒されますし、
通常のユニットバスにはない「和風」の雰囲気を、周囲に自慢することもできます。
「両者を組み合わせる」という新たな発想を取り入れることで、スペースや価格、
工期に制限が出やすい一般の一戸建てにおいても、桧風呂を導入しやすい環境が整います。
ユニットバスを導入する際の、カスタマイズ方法の一つとして、ぜひ頭に入れておいてください。
■余った浴槽は、取っておくことも可能
さて、ユニットバスの浴槽を取り外し、桧風呂へと交換した場合、
もともとユニットバスに付属していた浴槽が、一つ余ることになります。
もちろんこの浴槽も、「ユニットバスの一部」として購入したものですから、
そのまま取っておくことが可能となります。
桧風呂を導入する際に、不安を感じやすいポイントといえば、以下のような項目です。
・耐用年数
・毎日のメンテナンスについて
桧風呂は自然の素材を用いた浴槽ですから、
ユニットバスよりはメンテナンスに気を遣う必要があります。
また「具体的に何年ぐらい使えるものなのか」と不安を感じる方も多いことでしょう。
よく言われるのは、
「桧風呂の寿命は、毎日のメンテナンスの状況によって変わってくる」ということです。
メンテナンスに自信がある方は良いのですが、そうではない場合、
「本当に自分に、きちんとできるのだろうか」と、
より一層不安を煽られてしまう可能性も高いはずです。
ユニットバスから取り外した浴槽を取っておけば、
いつでも元のユニットバスの状態に戻すことができます。
桧風呂を楽しんだあと、「もう少しメンテナンスを楽にしたい」と思ったときには、
「付属の浴槽へのリフォーム」も可能となるのです。
■まとめ
桧風呂の導入に対して、「大変そうだな」「我が家では無理だろう」
と思っている方も多いのではないでしょうか。
その魅力を感じつつ、検討する前から導入を諦めてしまうのは、
非常にもったいないことだと言えます。
ユニットバスの浴槽だけを取り外し、桧風呂を設置するタイプのリフォームであれば、
比較的手軽に実践することが可能です。
ユニットバスと桧風呂、両方のメリットを享受できるオススメの工法となりますから、
ぜひ検討してみてくださいね。
※この記事の写真は下記仕様にて実際に施工したものです。
ユニットバス:株式会社長府製作所
システムバス:BHK1616TFSLWW
桧風呂:1230×730×550
サイドカウンター付き
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