寿司桶でつくるおもてなし料理
寿司桶レシピ
基本の「すし飯」のおいしさが活きる! すし桶ならではのメニュー3選
日本人にとって、「すし飯」は非常に身近な存在です。
酢や砂糖を加えてすっきりと仕上げたご飯は、その他の食材との相性も抜群!
保存性にも優れているので、少し時間を置いても美味しく食べられます。
こんなすし飯ですが、「どんな風に作っても、同じ」と思っていませんか?
熟練の職人さんでも、作る人の個性が出やすいのがすし飯の特徴です。
一般のご家庭でも美味しく作るためには、専用の調理器具である「すし桶」が欠かせません。
今回は、すし桶で作るすし飯のおいしさを満喫できる、すし桶レシピ3選をお届けします。
■角切りのフォルムが可愛い大村寿司
長崎県に、戦国時代から伝わるのが「大村寿司」という郷土料理です。
戦いに勝利して、無事に帰還した藩士を出迎えるために、
地域の人々が作った料理が起源とされています。
木枠を使って成型するのが特徴の一つ!
手早さが重要なポイントとなりますから、
材料や調理器具はすべてきちんと用意した上で調理に取り掛かるのがお勧めです。
<材料(4人分)>
米 2合
だし昆布 1切れ
日本酒 大さじ1
酢
干し椎茸 2枚
かんぴょう 10グラム
茹でたタケノコ 30グラム
れんこん 25グラム
ごぼう 50グラム
奈良漬 30グラム
白身魚 1切れ
卵 3個
紅しょうが 適量
酢 大さじ2
砂糖 大さじ1
塩 小さじ2
<作り方>
米は研ぎ、炊飯器で炊き上げます。
炊きあがったごはんはすし桶に移し、酢と砂糖、塩を加えて手早く混ぜます。
うちわなどであおいで、素早く冷ましていきましょう。
戻しておいた干し椎茸と戻し汁250ccを鍋に入れ、醤油とみりん、酒少々で味を調えます。
3~4分ほど煮たら、椎茸のみをさらに取り出しておきます。
次に同じ鍋でかんぴょう、タケノコ、れんこんを茹で、5~6分で取り出します。
最後はごぼうを茹でて、同じように取り出しておきます。
白身魚は事前に茹でて、骨と皮を取り除いておきます。
水洗いしてふきんに包み、軽く絞っておきましょう。
鍋に入れて酒と塩と砂糖少々、そして食紅を加えて、そぼろ状にしていきます。
卵は砂糖と塩で調味して、錦糸卵にしてください。
合わせ酢で湿らせておいた寿司型に、すし桶で作った酢飯の半分を広げ、ごぼうを敷きます。
その上にその他の食材と残り半分の酢飯を順番に重ねていきます。
最後に錦糸卵を全面に広げ、蓋で抑えて重石をおきます。
1時間ほど置いたら、4~5センチの正方形になるようカットしましょう。
紅しょうがを盛り付けて完成です。
他のお寿司と違って、真四角なフォルムが可愛い大村寿司は、子どもでも食べやすいメニューです。
酢飯を丁寧に作ることで、全体のおいしさもアップしますよ。
■レタスでくるん! 五目ごはんのレタス包み寿司
誰もが好きな五目ごはんに、
華やかさをプラスしたメニューです。
レタスのグリーンが、食卓を彩ってくれることでしょう。
また「自分で包む」という役割を与えると、
子どもたちのテンションも上がります。
すし桶を囲んで、みんなでワイワイ楽しんでみてください。
<材料(4人分)>
米 2合
人参 2分の1本
ごぼう 2分の1本
こんにゃく 2分の1枚
干し椎茸 3枚
油揚げ 2枚
レタス 適量
だし汁 200cc
みりん 大さじ1
砂糖 大さじ2
しょうゆ 大さじ2
ゆずの果汁 40ml
塩 小さじ1
<作り方>
米は研いで、普段よりも少し固めに炊きます。
野菜はそれぞれ、細かくカットしておきます。
千切りやささがきにすると、子どもでも食べやすくなります。
小鍋にだし汁とみりん、砂糖、しょうゆを入れて、
ごぼうとこんにゃく、干し椎茸と油揚げを煮ていきます。
ごぼうが柔らかくなったら、人参を加えてさらに煮ましょう。
柔らかくなったら取り出して、水気を切っておきます。
炊きあがったご飯はすし桶に移し、ゆずの果汁と塩を加えて一気に混ぜます。
うちわであおぎながら、切るように混ぜ合わせてください。
全体がなじんだら、茹でておいた具材を投入し、さらに混ぜます。
小さめの丸いおにぎりにしたら、レタスで包んで完成です。
そのまま食卓に並べてもいいですが、ラップでくるんでマスキングテープでラッピングすると、
持ち寄りパーティーにもピッタリの一品になります。
ゆずの爽やかな風味が広がり、さっぱりと食べられます。
■あじと香味野菜のさわやかちらし寿司
湿気が気になる季節には、さわやかな食事で
気分をスッキリさせたいところです。
こんなときには、香味野菜と相性のいい魚を、
ちらし寿司で楽しんでみてください。
見た目にも爽やかな料理が、
食欲を刺激してくれることでしょう。
<材料(4人分)>
米 2合
だし昆布 1枚
寿司酢 適量
あじ 300グラム
大葉 10枚
しょうがの漬物 50グラム
卵 2個
白いりごま 適量
めんつゆ 適量
<作り方>
米は研ぎ、だし昆布を加えて通常通りに炊き上げておきます。
炊きあがったごはんはすし桶に移し、すし酢を混ぜて冷ましておきます。
すし酢は市販のものを使ってもいいですし、自分で作ってもOKです。
すし酢を作る場合には、「お酢大さじ4、砂糖大さじ2、塩小さじ1、白だし小さじ1」
を混ぜ合わせておけば大丈夫。
好みの味になるまで、調整しながらすし飯を作っていきましょう。
卵は焼いて、錦糸卵にしておきます。
大葉としょうがの漬物は千切りにしておきます。
あじは刺身用のものを、そぎ切りにしてめんつゆに漬け込んでください。
酢飯の上にあじと青じそ、しょうがの漬物、錦糸卵とごまを散らして完成です。
あじをめんつゆで漬け込むのが、今回のレシピの最大の特徴です。
漬けダレを作る必要がないので、手軽に自宅で楽しめます。
また、青じそやしょうがの漬物以外の香味野菜との相性も抜群。
ネギや玉ねぎの薄切りなど、好みに合わせて準備してみてください。
■まとめ
すし桶を使いこなすことができれば、おいしいすし飯を作り、
さまざまなバリエーションのお寿司メニューを楽しめるようになります。
コツさえつかめば、すし桶の扱い方は意外と簡単なもの。
ぜひ挑戦してみてくださいね。
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