寿司桶でつくるおもてなし料理
寿司桶レシピ
秋の行楽におススメのすし桶レシピ「さんまのかば焼きの押し寿司」「ちりめん山椒のいなり寿司」
秋といえば行楽の季節ですね。
ご家族そろって紅葉狩りや果物狩りに出かけられたり、
または秋の運動会や文化祭などご家族そろって外でご飯を食べたりと、
お弁当を作って出かける機会も増えるのではないでしょうか?
そこでお弁当に入れて持っていきたい、
すし桶レシピ2種類をご紹介したいと思います。
すし桶はすし飯を作るだけの道具ではなく、
実はお弁当代わりにも使える優れた道具です。
お弁当として使われる場合には、すし桶用の蓋があると便利です。
すし桶に蓋をしてかぶせ、風呂敷ですし桶を包めば
持ち運びが容易になります。
ぜひおいしいお寿司のお弁当を作って、
秋のお出かけを楽しんでみてくださいね。
■さんまのかば焼きの押し寿司
この脂にはDHAやEPAなどの
不飽和脂肪酸がたっぷり含まれており、
人間の体内では作ることができないことから
必須脂肪酸とも言われています。
特にさんまは脳や神経細胞の修復に良いとされている
DHAが豊富に含まれています。
DHAは記憶力を良くし、
脳を活性化してくれると言われている脂肪酸です。
これから受験に向けてスパートをかけなければならないお子様が
いらっしゃるご家庭なら、積極的に食べさせてあげたいお魚ですね。
またお子様だけでなく、さんまはお父さまにも
ぜひ注目していただきたい食材です。
それは、さんまには肝臓をケアしてくれる
タウリンという成分が多く含まれているからです。
タウリンには油っこいものを食べた時に消化を良くしてくれる働きや、
肝臓の働きを促進してくれる効果があります。
また肝細胞の再生を促してくれるため、
普段からお酒をよく飲む方や肉などの油っこいものをよく食べる方には
積極的にとってほしい成分です。
飲みすぎ・食べ過ぎが心配なお父さんの夕食には、
ぜひさんまを用意してあげましょう。
(用意する材料:4人分)
米 4合
さんま(開いてあるもの) 4本
しょうゆ 大さじ4
酒 大さじ4
みりん 大さじ4
砂糖 大さじ4
合わせ酢 適量
小麦粉・片栗粉 適量
(作り方)
1、酒とみりんを鍋に入れ、1分間沸騰させる。
2、1にしょうゆと砂糖を入れて、沸騰したら弱火で10分程度煮詰める。
3、米を洗って炊飯器で炊き、できあがったらすし桶に入れ、合わせ酢を入れてさっくりと混ぜ合わせる。
4、開いてあるさんまの両面に小麦粉と片栗粉をまぶし、フライパンで両面を焼く。
5、4に2をからめて、はけでフライパンの中の汁をさんまに塗りながら弱火~中火でさんまに照りをつけていく。
6、押し寿司の型(なければ牛乳パック)に大き目に切ったサランラップを敷き、
上から5のさんまを皮が下になるように敷く。
7、6の上から3をのせてラップをかぶせ、上から押して押し寿司を作る。
8、食べやすい大きさに切り分けたら完成です。
■ちりめん山椒のいなり寿司
小魚を煮て天日干しにしたちりめんじゃこに、
山椒を加えて煮たものがちりめん山椒です。
佃煮ほどは味が濃くなく、惣菜よりはちょっと濃いめの味つけで、
ご飯がすすむ一品ですよね。
ちりめん山椒に入っているちりめんじゃこの栄養といえば、
やはりカルシウムとビタミンDが有名です。
ちりめんじゃこに含まれているカルシウムの量は、
なんと100gで牛乳瓶2.5本分と
同じくらいの量が入っているのだそうです。
牛乳を飲みすぎるとお腹がゆるくなってしまう体質の方は、
小魚を積極的にとってカルシウムを補給していきたいですね。
またちりめん山椒に含まれている山椒の実には、
サンショールという辛み成分が含まれています。
この辛み成分には抗菌作用や消化促進作用がある他、
体の冷えを解消してくれる作用があるとか。
夏の冷房で冷えた体や、これから気温が低くなってくると
体が冷えやすくなる……という方におススメの食材なのです。
この2つの食材が組み合わされたちりめん山椒は、
年をとると骨がもろくなりやすく、冷えに悩まされやすい女性にぴったりです。
またちりめん山椒はごはんにも合えば、すし飯にもよく合うおかず。
稲荷ずしはもちろん、巻き寿司やちらし寿司などの
アクセントとしてもぜひ使ってみてください。
(用意する材料:4人分)
米 2合
稲荷用の味付きお揚げ 18枚
ちりめん山椒 大さじ4
長ネギ 1本
塩 小さじ1/4
合わせ酢 適量
(作り方)
1、長ネギを斜めにスライスして水にさらし、水を切り、塩をまぶして軽く揉んでおく。
2、米を炊飯器で炊き、できあがったらすし桶に入れて合わせ酢を入れ、さっくりと混ぜ合わせる。
3、2にちりめん山椒と、水気を切った長ネギを入れてざっくりと混ぜ合わせる。
4、稲荷用のお揚げに、3をお揚げの角にしっかり入れて、
ほどよくふんわりとのせるように3を入れながら揚げを巻いて稲荷寿司の完成です。
赤や黄に色づいた紅葉を眺めながら、
外で食べるお弁当は一際美味しく感じられるもの。
まさに「食欲の秋」とばかりに、ついつい箸が進んでしまいますよね。
ただやはり食べ過ぎは要注意です(特にお父さん)。
秋の風景を楽しみながら、
ぜひご家族そろっておいしく食事を楽しんでくださいね。

この記事が気に入ったら
いいね!してね!