寿司桶でつくるおもてなし料理
寿司桶レシピ
ジメジメとおさらば! 7月にぴったりなすし桶レシピ2つ
梅雨時のジメジメを乗り越えて、
これからはカラッとした季節が続きます。
また近年では夏場、猛暑に襲われることも多く、
7月は真夏に向けての体力をしっかり蓄えておきたい季節。
夏バテ予防や熱中症予防などに取り組みつつ、
体力をしっかりたくわえられるすし飯レシピや
すし桶のお手入れ方法などについてご紹介いたします。
■梅雨時の汚れを落として、すっきり
梅雨のジメジメした季節が過ぎ、
7月に入ったらまずやりたいのが「すし桶のお手入れ」。
湿気が多いとすし桶にカビがつきやすくなったり、
保存するすし飯も傷みやすくなったりして汚れがたまり、
すし桶の見た目が悪くなってしまうことがあります。
梅雨時期についた汚れをしっかり落として、
新しい気持ちで7月を迎えましょう!
すし桶についたカビ汚れはカビの根が生えない内であれば、
表面を乾拭きするだけでも問題ありませんが、
根が生えてしまっている場合はサンドペーパーで磨き、
根ごと削り取る必要があります。
ある程度削ったら塩素系漂白剤で菌糸を死滅させます。
また木のヤニが出てきて黒ずんでいる場合なら、
すし桶をお湯に入れてヤニを柔らかくしてから
アルコール度数の高いお酒や薬用アルコールで落とす方法があります。
7月に入るとからっとした気候に入るため、
すし桶のお手入れもしやすくなります。
ぜひこれからの真夏日に向けて、
梅雨でついてしまったカビや汚れをしっかり落として、
爽やかな気持ちで夏を迎えましょう。
■レシピその1「黒米と三つ葉、ショウガの混ぜ寿司」
黒米は糖質の代謝を助けてくれるビタミンB群と、
中性脂肪やコレステロールの代謝を促してくれる
ナイアシンを多く含む食材です。
初夏とはいえ、最近では真夏なみの暑さが続くことも多く、
夏バテにも気を付けたい季節。
黒米に含まれている栄養素は、
夏バテ時の食欲不振や消化不良を助けてくれる、
効率よく栄養を吸収するのに優れた食材です。
また黒米にはその色からわかる通り、
アントシアニンという色素が含まれています。
この色素はブルーベリーなどにある色素と同じもので、
目に効果があると言われています。
また黒米には健康に必要な栄養素が満遍なく含まれているため、
美容にも効果があると言われています。
初夏は食欲が自然と落ちやすい時期のため、
栄養バランスがとれた食材で、
なおかつ効果的に栄養を吸収できる食材を選び、
体力の衰えを補っていきましょう。
(用意する材料:5~6人分)
米 4合
黒米 大さじ4
三つ葉 5~6束
甘酢ショウガ 茶碗1杯
かんぴょう・干ししいたけ適量
砂糖 大さじ4
しょうゆ 大さじ3
柴漬け適量
昆布適量
合わせ酢適量
(作り方)
1、黒米を茶こしで洗い、器に入れて半日ほど水につけておく。
2、米を洗い、1と昆布とを合わせていつも通りご飯を炊きます。
3、干ししいたけとかんぴょうを水に入れて戻します。
4、3を水ごと鍋に入れ、中火で煮たてます。
5、4が煮立ったら砂糖をしょうゆで味つけします。
6、三つ葉、甘酢ショウガ、柴漬け、できあがった5をお好みの大きさに切り分けます。
7、ご飯ができたらすし桶に入れ、合わせ酢とよく混ぜ合わせます。
8、6を入れてざっくり混ぜ合わせたら完成です。
■レシピ、その2「野沢菜と油揚げの混ぜ寿司」
野沢菜には食物繊維が豊富に含まれており
便通を整えて有害物を排出してくれる他、
紫外線から肌を守ってくれるビタミンCや、
皮膚や粘膜を整えてくれるカロテンが多く含まれています。
これからの季節は汗をかき、
肌の新陳代謝が増えてくる季節。
野沢菜に含まれている塩分は熱中症予防に役立ち、
また野沢菜の食物繊維によるデトックス効果は
夏バテ予防に役立ちます。
夏は紫外線による肌ダメージが心配な季節。
お肌を守ってくれるビタミンCやカロテンが多く含まれる野沢菜は、
まさにこれからの季節にぴったりな食材です。
また油揚げはカルシウムとマグネシウムなどのミネラルが豊富な食材です。
ミネラルは骨や歯を作るのに大切な栄養素ですが、
体内酵素の働きやエネルギー産生にも欠かせない栄養素です。
夏場は体力を消耗しやすく、
食欲も自然に落ちてしまいエネルギー不足に陥りがちに。
ミネラルが豊富な食材を使って、
夏バテ予防に取り組んでみましょう。
(用意する材料:5~6人分)
米 4合
野沢菜 200g
油揚げ 8枚
ささみ 10本
しょうゆ 大さじ2
砂糖 大さじ2
みりん 大さじ2
だしの素 小さじ1/2
水 1と1/2カップ
合わせ酢適量
お好みで海苔、ゴマ、みょうがなど
(作り方)
1、米を洗い、いつも通りの目盛りに水を入れてご飯を炊きます。
2、油揚げとささみを適度な大きさに切り、鍋に入れて砂糖・みりん・だしの素・水を加えて落し蓋をして煮立たせます。
3、2の煮汁の残りが少なくなってきたら火を止め、そのまま冷まします。
4、野沢菜を適度な大きさに切り分けます。
5、ご飯ができたらすし桶に入れ、合わせ酢と混ぜ合わせます。
6、4と冷めた3を入れて、お好みで海苔、ゴマ、みょうがなどを入れ、ざっくりと混ぜ合わせたら完成です。
これからの季節は酢を使った料理と言えども傷みが早くなり、
保存が心配になってくる季節。
もしも気温・室温が高くてすし飯の保存が難しい場合は、
ご飯と同じように冷凍保存することもできます。
またすし飯に入れる具材に抗菌作用の高いショウガの甘酢漬けや、
紅白なます、らっきょう漬けなどをアクセントとして加えると安心です。
さらにキュウリとわかめの酢の物は、
すし飯についた菌の増殖を抑制する効果があるとか。
食のおいしさを追求すると同時に、
上記のような抗菌作用の高い食材をすし飯に取り入れながら、
おいしいすし飯づくりを研究してみてくださいね。
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