寿司桶でつくるおもてなし料理
寿司桶レシピ
すし桶を使うときのポイント&オススメレシピ
日本人にとって、お馴染みのパーティーメニューといえば、「ちらし寿司」です。
華やかな見た目と、大勢で楽しめるボリューム!
ご家庭ごとに味の特徴があるのも、興味深いですよね。
そんなちらし寿司を作るときに欠かせないアイテムといえば「すし桶」です。
すし桶を使うポイント、そしてメリットについて紹介します。
■そもそもすし桶とは?
一般的に「すし桶」と呼ばれる器には、二つの種類が存在しています。
一つは、握りずしなどを提供するときに、盛り付けに使われる丸い器のこと。
漆器のものもあれば、樹脂で作られたものもあります。
すし桶といえば、こちらを思い浮かべる方が多いのかもしれませんね。
もう一つのすし桶とは、木で作られたものです。
金属のタガで止められており、ごはんを入れ、水分量をコントロールする役割を持っています。
今回紹介するのは、こちらの方のすし桶についてです。
別名「飯台」「飯切」とも呼ばれています。
■すし桶を使うポイント1、使う前に
木で作られたすし桶は、使用の際にポイントを押さえて大切に扱うことで、長持ちさせることができます。
意外と知らない「すし桶を上手に扱うためのポイント」について紹介しましょう。
まず注意したいのは、初めてすし桶を使うときのことです。
ちょっと面倒に思うかもしれませんが、あく抜きが必須!
すし桶にお水を入れて、大さじ2~3杯ほどのお酢を入れましょう。
お酢のニオイが気になるときには、お米をといだ汁を使ってもOKです。
2~3時間そのままおいたら、水洗いをしてください。
これで使用前の準備は完了です。
■すし桶を使うポイント2、使ったあとのお手入れ
すし桶を長く使い続けるためには、普段のお手入れも大切なポイントとなります。
水やお湯で汚れを洗い流すのが基本。
汚れがひどいときには、食器用の中性洗剤を使って洗います。
塩素系の漂白剤は使わないようにしてください。
また、長期間すし桶を水に浸しておくと、カビが生える原因になります。
洗った後は速やかに水気を拭き、乾燥させましょう。
日陰で風通しの良いところにすし桶を置いておくと、素早く乾かせます。
直射日光にあてて乾かすと、タガが外れる原因になってしまうことも……。
注意しましょう。
■すし桶を使うポイント3、もしもカビが生えてしまったら……?
風情あふれるすし桶に惹かれる気持ちはあるけれど、すぐにカビが生えてしまうのでは?
こんな不安から、購入には至れていない方も少なくないかと思います。
すし桶の素材は木ですから、扱い方を間違えれば、確かにカビが生えてしまうでしょう。
しかしリカバーの方法もありますから、ぜひ頭に入れておいてください。
カビのケアで大切なのは、何よりも早期発見することです。
カビの根が深くないうちであれば、乾拭きでカビを落とすことができるでしょう。
拭いてみて落ちなければ、根が深くなっている証拠です。
サンドペーパーを使って、カビが生えた部分を削り取ってください。
■すし桶を使うメリットとは?
使う際のポイントを3つ紹介しました。
正直なところ、「すし桶を使うのって、なんだか大変そう」と思った方もいるのかもしれませんね。
しかし、すし桶を使うメリットは、はかり知れません。
一度でもすし桶を使ってみると、手間はかかってもすし桶が手放せない!と思う方も多いのですよ。
すし桶を使うメリットは、ずばりごはんの水分コントロールを容易にできる点です。
酢飯を作るときには、ごはんの水分を適度に飛ばす必要があります。
すし桶以外でやろうとしても、うまく水分が飛んでいきません。
べちゃべちゃしたごはんに仕上がってしまうことも多いものです。
すし桶を使えば、ごはんをさっくりと混ぜ合わせているだけで、木が水分をコントロールしてくれます。
木の香りは、酢飯の風合いをさらに増してくれることでしょう。
また、盛り付けが一気に本格的になるのも魅力の一つです。
おもてなしメニューにもピッタリですね。
■オススメすし桶レシピ
すし桶を利用して作る料理には、さまざまなものがあります。
その中でも「これだけは覚えておきたい!」と思うのが、「すし飯」です。
美味しいすし飯を作ることができれば、さまざまなアレンジも可能です。
すし桶レシピの基本として、ぜひチェックしてみてください。
<すし桶で作る! 本格派すし飯(3~4人分)>
・材料
米……3合
酒……大さじ1~2
昆布……一片
・合わせ酢
酢……45cc
砂糖……30グラム
塩……5グラム
・作り方
1.お米をとぎ、同じ分量の水を入れます。酒と昆布を入れて炊きましょう。
2.ごはんが炊き上がるまでに、合わせ酢を用意する。調味料を混ぜ、小鍋で加熱。煮たてないよう注意しながら、溶かしていく。
3.炊き上がったごはんをすし桶に移し、熱いうちに合わせ酢を全体にかける。
4.すし桶の底の方から、ごはんをひっくり返すようにして混ぜる。ごはんの粒をつぶさないように注意して。
5.切るようにして全体を混ぜたら、平らにならして、表面の水分を飛ばす。
6.乾燥を防ぐため、濡れ布巾をかけて保存。
基本をマスターしておけば、握りずしを作るのも良いですし、巻きずしを作るのもオススメです。
海鮮系の丼も、いつもよりワンランク上の仕上がりになることでしょう。
■まとめ
すし桶を使えば、すし飯はバッチリ!
美味しいご飯を作るための調理器具の一つとして、ご家庭に用意しておくのがオススメです。
すし桶の大きさは、家族の人数に合わせて選んでくださいね。
少し大きめを選ぶことで、ごはんを混ぜやすくなりますよ。
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