保存するだけでふっくらおいしいごはん
おひつのご飯レシピ
毎日の食事を特別に。食卓を彩るおひつごはんレシピ3つ
ごはんを保存するための容器として生まれたおひつは、
水分を調整するための調理器具としても活用されています。
炊飯器のまま保存したごはんは、すぐに変色し、パサパサになってしまいます。
一方で、炊飯器からおひつへとうつしておいたごはんは、
時間が経って冷めたとしても美味しく食べることが可能です。
おひつのある生活をもっともっと楽しむため、
おひつを活用したごはんメニューを3つ紹介します。
何気ない日常の食事を、特別なものへと変身させてみてください。
■アスパラご飯
春に旬を迎えるアスパラガスは、
鮮やかなグリーンが美しい野菜です。
ユリ科の植物で、原産は地中海東部。
早春のころは北海道が主な産地で、
その後徐々に、産地は南下。
6月ごろまでは、旬のアスパラガスを食べることができます。
ビタミンやカリウムなどを含んでいて、
「ゆでても栄養が損なわれないこと」も魅力の一つ。
さらに、新陳代謝を促してくれるアミノ酸の一種、
アスパラギン酸が含まれていることでも知られています。
ゆでてマヨネーズあえにしたり、ベーコンと一緒に炒めたりするのが定番メニュー。
しかし実は、白いごはんとの相性も抜群であることをご存知でしょうか。
<材料>
米 3合
水 適量
アスパラガス 6本
ベーコン 120グラム
コンソメ 大さじ3弱
<作り方>
米は洗って、普段どおりの量の水で炊き上げます。
アスパラの茎の部分のなるべき柔らかいところを
2~3ミリの薄切りにします。
ベーコンも同じように、細切りにしてください。
ご飯は炊きあがったら、おひつにうつし、
コンソメを入れて混ぜ合わせます。
切るように全体を混ぜたら、カットしたアスパラガスと
ベーコンを入れて、さらに混ぜ合わせます。
最後にほんの少し蒸らしたら、出来上がりです。
簡単に、春の味覚を味わうことができます。
コツは、なるべく新鮮で柔らかいアスパラガスを使うこと。
どうしても根本と先の方は、食感が悪くなりがちなので、
炒め物やマヨネーズあえなど、他のメニューと
組み合わせて活用するのがオススメです。
木のおひつは、ごはんの白さ、
アスパラガスやベーコンの鮮やかな色合いを、
非常に美しく見せてくれます。
見る人の食欲をそそることでしょう。
■玄米とろろごはん
ちょっと疲れたときには、格好をつけずに、
さっとごはんをかきこみたいこともあるでしょう。
ごはんの保存容器として使われるおひつは、
上品な和食のシーンによく似合うもの。
しかしそれと同じくらい、
日常の食事風景にもなじんでくれます。
ときには気取らず、家族だけで、
本当においしいごはんを楽しんでみてはいかがでしょうか。
白米よりも、はるかに高い栄養素を含むのが玄米です。
たんぱく質や脂質、各種ビタミンやミネラルなど、
バランスよく含んでいる玄米は、健康と美容の味方といって良いでしょう。
代謝の働きを助け、疲労回復や脳の活性化を促し、
さらには抗酸化作用も期待できます。
疲れたお父さんにも、ダイエットを気にする娘さんにも、
うれしいメニューとなるでしょう。
<材料>
玄米 3合
水 800cc~850cc
長いも 1本
水 80cc
しょうゆ 大さじ1.5
みりん 大さじ1.5
白だし 適量
塩 適量
ネギ、刻みのり、わさびなど、お好みで適量
玄米は数回洗ったのちに、さるにあげて水を切っておきます。
炊飯器に玄米と水を入れたら、
1時間から4時間ほど間を空けて、炊き始めます。
長いもはすりおろし、なめらかな食感にしたいときにはこしておきます。
しょうゆ、みりん、白だし、塩を小鍋に入れて火にかけ、
アルコール分を飛ばしたら、そのまま冷ましておきましょう。
炊きあがった玄米をおひつにうつしたら、
とろろに小鍋の中の調味料を混ぜていきます。
器に盛って、おひつごはんと共に並べて完成です。
ネギや刻みのり、わさびも添えて、お好みの味を探してみてください。
おひつは、白米以外との相性も抜群です。
白米に慣れた人にとっては、「少し食べづらい」と
感じることも多い玄米だからこそ、おひつならではの香りや
雰囲気で華やかさをプラスしましょう。
胃もたれや疲れが気になるときにも、
家族の健康をサポートしてくれる一食になるはずです。
■きのこたっぷりおひつごはん
和食との相性も良いきのこは、体に良い栄養素もたくさん含んでいます。
調理方法は実にさまざま。
炊き込みごはんは美味しいけれど、ちょっと手間がかかってしまう……。
こんな悩みを抱いている方にオススメなのが、
おひつを活用したきのこごはんのレシピです。
きのこならではの香りと食感が、あなたを虜にするでしょう。
<材料>
米 3合
水 適量
好みのきのこ 適量(しめじ、エリンギ、マイタケ、シイタケなど)
だし汁 120cc
しょうゆ 大さじ2
みりん 大さじ2
しょうが 適量
水 適量
酒 適量
塩 適量
万能ねぎ 適量
白ごま 適量
<作り方>
米は洗い、普段通りに炊飯器で炊いておきます。
ごはんが炊き上がる間に、きのこの調理をすすめていきましょう。
きのこ類の石づきをとって、手で食べやすくほぐしておきます。
ボウルやバットに水を入れ、
水の5分の1の量の酒と適量の塩を混ぜておきます。
そこにほぐしたきのこを浸け、10分ほど待ちます。
その後フライパンを温め、きのこをじっくりと焼いていきます。
できるだけ動かさず焼き目をつけましょう。
だし汁としょうゆとみりんは、小鍋に入れて軽く沸騰させ、
アルコール分を飛ばしておきます。
最後にしょうがを加えて、風味を出します。
焼いたきのこにしょうが風味のタレを混ぜたら、
具材の用意は完璧です。
炊きあがったごはんをおひつにうつしたら、
そこにたっぷりときのこをよそいます。
万能ねぎと白ごまを散らしたら、
きのこたっぷりおひつごはんの完成です。
使うきのこによって、風味が変わるのも、
こちらのメニューの面白いところ。
どんなきのこが好みなのか、
ぜひお気に入りを探してみてはいかがでしょうか。
■まとめ
おひつごはんは、家族みんなを笑顔にしてくれるもの。
毎日の食卓を華やかにしてくれる身近なアイテムとして、
上質なおひつを取り入れてみてください。
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