寿司桶でつくるおもてなし料理
寿司桶レシピ
すし桶でおいしい酢飯を作ろう! 使い方のコツと注意点を紹介
酢飯を作るときに欠かせないのが「すし桶」です。
木で作られたすし桶に炊き立てのご飯を入れることで、
調湿作用を期待でき、おいしい酢飯を作ることができます。
「調理器具」として認識する方も多い「すし桶」ですが、
近年はさまざまな使い方で楽しむ方も増えてきています。
そんな今だからこそ、あらためてチェックしておきたいすし桶の使い方、
お手入れをするときの注意点を紹介します。
すし桶で楽しむ「スモークサーモンのてまり寿司」レシピと共にお楽しみください。
■すし桶の基本の使い方をマスターしよう!
すし桶は、正しい使い方を実践することで、
長く大切に使い続けることができます。
初めてすし桶を手にしたときから実践したい、
基本の使い方について紹介します。
1.すし桶にお水を入れて、大さじ2~3杯のお酢を加える
2.2~3時間おいたのちに、きれいに洗う
3.ふきんで拭いたら準備はOK。
ご飯を入れて全体をざっくり混ぜ合わせる
最初にすし桶を使うときにお手入れが必要なのは、あく抜きのためです。
ニオイが特に気になるときなどには、
お米のとぎ汁を使ってお手入れをするのも良いでしょう。
この手順は、あくまでも「すし桶を初めて使うとき」に必要な作業です。
2度目以降は必要ありませんから、より手軽に使うことができます。
2度目以降にすし桶を使うときには、ご飯を入れる前に、
濡れたふきんでさっと拭くのがオススメです。
すし桶に使われている木材に適度に水分を吸収させることで、
ご飯がひっつくのを防いでくれます。
気持ち良く全体を混ぜ合わせることができるでしょう。
■気になるお手入れのポイントとは?
すし桶を活用する際に、気になるのが日常のお手入れについてです。
・どんなお手入れが必要なの?
・やってはいけないお手入れ方法はあるの?
など、不安を抱いている方も多いことでしょう。
せっかく購入したすし桶を、すぐに駄目にしてしまうのはもったいないこと。
ぜひ正しいお手入れ方法と、それにまつわる注意点も頭に入れておきましょう。
使ったあとのすし桶は、水とスポンジで掃除をするのが基本です。
水やお湯だけで洗い落とせない場合には、台所用の中性洗剤を使います。
このとき、塩素系の漂白剤は使わないよう注意してください。
すし桶の素材を傷めてしまいます。
また、「ご飯粒を落としやすくするために」という理由で、
長時間すし桶を水に浸けておく方もいますが、これはNG。
木でできているすし桶は、水に浸ける時間が長くなると
「カビ発生リスク」が高まってしまいます。
使用後は、なるべく早く掃除をして乾燥させることが大切です。
洗ったあと、すし桶に残った水気は、できる限りふきんを使ってふき取りましょう。
その後、直射日光が当たらない場所で陰干しをします。
このときにできるだけ風通しの良い場所を選ぶことで、乾燥時間を短縮できます。
すし桶が濡れている時間を短くできますから、
さまざまなトラブル予防につながるでしょう。
とはいえ、「早く乾燥させたいから」という理由で、
太陽の光が降り注ぐような場所に放置することはやめてください。
すし桶のタガがゆるみ、破損の原因になってしまいます。
■もしもカビが発生してしまったら……?
すし桶を使う上で、どうしても気になるのが「カビ」についてです。
使い方を間違えれば、リスクも高まるので注意する必要があります。
とはいえたとえカビが生えてしまったときでも、
正しい対処法を実践すればリカバーは可能。
カビの根が深いところまで浸透していなければ、
ふきんでさっと拭いて、カビを落とすことができます。
それで駄目なときには、サンドペーパーを使ってすし桶を優しく削りましょう。
手っ取り早くカビの根を除去できます。
いずれにしても、カビトラブルは早期発見することが重要です。
定期的に使い、お手入れをすることで、
すし桶の状態をチェックする習慣ができあがるでしょう。
■すし桶を使って作ろう! スモークサーモンのてまり寿司
すし桶の正しい使い方を頭に入れたら、
さっそくすし桶を活用して、料理を楽しんでみませんか?
家族みんなで楽しめる、
スモークサーモンのてまり寿司を紹介します。
<材料>
お米 3合
昆布 10センチ大1枚
すし酢 適量
スモークサーモン 18枚
かぼちゃの種 大さじ3
ディル 適量
お好みでのり 適量
<作り方>
お米を研いで炊飯器にセット、昆布を乗せて普段通りに炊き上げてください。
ご飯が炊き上がったら、昆布を取り除き、すし桶へと移します。
すし酢を加えて全体を混ぜ合わせ荒熱を取ったら、
刻んだディルとかぼちゃの種を混ぜ合わせます。
スモークサーモンが大きければ、半分にカットして一口大に調整しておきます。
ラップを敷き、そこにスモークサーモンを乗せて丸めた酢飯を乗せます。
ラップの口を絞り、てまり寿司にします。
全てをてまり寿司にしたら完成です。
最後に、より華やかな印象にしたいときには、のりを活用してみてください。
「目」や「鼻」の形にカットしてサーモンの表面に貼り付けることで、
見た目にも楽しいメニューに仕上がります。
顔以外にも、動物や文字など、アイデア次第で楽しみ方の幅が広がるでしょう。
■まとめ
すし系のメニューを楽しむときには、
まず酢飯をおいしく作ることが重要なポイントとなります。
このときに欠かせないのが「すし桶」だと言えるでしょう。
自宅でもお寿司屋さんのような、おいしいご飯が食べたい!と思ったときには、
ぜひ正しい使い方で活用してみてください。

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