保存するだけでふっくらおいしいごはん
おひつのご飯レシピ
夏に向けてしっかり体力をつけよう! 7月にぴったりなおひつレシピ2つ
梅雨時期のジメジメした時期を超えて、
初夏の爽やかな風が感じられるようになる7月。
おひつの管理もしやすくなる時期なので、
これから本格的な夏を迎える前に
もう一度おひつのお手入れをしておきませんか?
7月のおひつの管理方法と
、おいしいおひつごはんのレシピをご紹介します。
■7月は梅雨の汚れを払おう
梅雨時はジメジメしており、おひつにカビが生えてしまいやすい時期。
おひつには吸湿作用がありますが、
外に湿気がたくさんあるとうまく湿気を放出できないことがあります。
そのため梅雨を過ぎるとおひつに黒ずみやカビ汚れなどが
気になってくることがあります。
こんな梅雨でできてしまったおひつの汚れは、
カビの根がまだ生えていない内なら
乾拭きや重曹や塩を使って洗い落とす方法があります。
重曹や塩をおひつの表面にふりかけて、
湿らせた布やスポンジで磨いていきましょう。
重曹や塩が研磨剤代わりとなり汚れを落としてくれます。
また湿っぽい匂いがおひつに残っている場合は、
おひつの中にお湯もしくは米のとぎ汁をはって、
お酢をスプーン3杯ほど入れて、
半日ひたしてから水気をふき取ってみてください。
その後、陰干ししてしっかりと乾かし、
匂いが残っていないかどうか確認してみましょう。
梅雨時期は湿気のせいで、
人間もおひつも疲れがたまってしまうことがあります。
カビの根が生えてしまったら、
サンドペーパーでカビを根からこそげ落として
塩素系漂白剤でカビを死滅させる必要があります。
ぜひおひつの状態を見ながらこれからの時期に備えて、
梅雨時期についてしまった汚れや匂いをとり、
しっかりきれいにして爽やかな気持ちでおいしいおひつご飯をいただきましょう。
■レシピ、その1「押し麦と黒豆ごはん」
食用の麦としてよく使われている「六条大麦」は、
食物繊維の量が多く便通を整えて、
お腹の中にたまった有害物質を
排出してくれる働きが期待できる食材です。
ちなみに麦には「もち性」のものと
「うるち性」のものとがあります。
もちもちした食感で食物繊維の多いものを選びたい時は
もち性の大麦を。
少しさっぱりした仕上がりにしたい場合は
うるち性の大麦を選ぶのがお勧めです。
大麦に含まれている水溶性の食物繊維、βグルカンは糖質の吸収を抑え、
冠状動脈心疾患のリスクを下げると注目されている食材。
その他にも満腹感の維持作用があり、
腹持ちがいいという特徴があります。
夏は汗をかき、体を動かす機会も増えて
新陳代謝が活発に働きやすい時期。
日頃から体調不良に悩まされやすい方は、
体を整える絶好のチャンスの時期です。
ぜひ栄養価あふれるおいしいものをいただいて、
汗や腸から老廃物をしっかり出し切って、元気な体に整えましょう。
(用意する材料:5~6人分)
米 3合
押し麦 100g
黒豆 150g
酒 大さじ2
塩 小さじ1
黒豆用・塩 小さじ1/2
黒豆用・重曹 小さじ1/10
(作り方)
1、黒豆をよく水で洗い、600ccの水に一晩つけておく。
2、1を水ごとそのまま鍋にかけて、黒豆用の塩と重曹を入れて沸騰させる。
3、沸騰したら灰汁を取りながら、弱火で20分程度ゆでる。
4、できたら煮汁を切っておく。
5、米をよく洗って水を通常通りの目盛りに合わせ、炊飯器にセットする。
6、麦を5に加えて、麦と同量の水を加える。
7、6に黒豆を入れて炊飯器で炊き上げる。
8、できたらおひつに入れて完成です。
■レシピ、その2「そら豆とささみのおひつごはん」
初夏の旬の食材といえば「そら豆」。
そら豆には糖質とタンパク質が豊富に含まれており、
ビタミンB1や亜鉛、鉄も含まれているため
夏バテ時のエネルギー補給や疲労回復、
体力の底上げにぴったりの食材です。
また鶏のささみは低カロリーで
低脂質ながらタンパク質が豊富な素材。
筋肉を作るために効果的な食材として、
運動や筋トレなどに励む方からも人気の食材です。
鶏のささみは消化しにくい脂質が少なく、
消化しやすいタンパク質が多く含まれているため、
夏の胃腸が弱った時にも食べやすい食材です。
また夏バテ時の疲労回復や粘膜・消化器の働きを助けてくれる
ナイアシンも豊富に含まれています。
初夏は真夏に向けて、しっかり体調を整えておきたい季節。
消化のしやすいものやエネルギーが補給できるものを選んで、
これからの季節に向けてしっかり体調を整えておきましょう。
最近では初夏とはいえ真夏なみの天候が続くことも多いもの。
ぜひ体に優しく元気が出る食材を使って、
おいしいご飯をいただきましょう。
(用意する材料:5~6人分)
米 4合
そら豆 200g
ささみ 10本
しょうが 1かけ
塩 小さじ1
酒 大さじ2
顆粒こんぶだし適量
(作り方)
1、米を洗ってざるにあけておく。
2、米を炊飯器にセットして、通常通りの目盛りまで水を入れて顆粒こんぶだしを加える。
3、ささみのすじを取り、酒につける。
4、そら豆を塩ゆでして薄皮を取っておく。
5、ささみを適当な大きさに切り、千切りにしたしょうがを加えて炒める。
6、2に5と酒・塩を加えて炊飯器でご飯をたく。
7、できあがったら4を入れて再び蒸らす。
8、7をおひつに入れて完成です。
これからの季節は食材が傷みやすい時期に入るため、
傷みやすいものをおひつに入れて保存する場合には、
しそや梅干しやショウガ、みょうがや大葉などの
香りが立つお野菜を一緒に加えて調理しておくと、
ご飯が傷みにくくなります。
またトッピングとして上に上記のものをのせておくのもお勧めです。
室温が高く傷みが早くなりそうな時期には、
おひつから出して冷凍しておくのもよいでしょう。
気候の具合やおひつの具合を確かめながら、
自然の移り変わりを楽しみつつ
ぜひ上手におひつを活用してみてくださいね。
この記事が気に入ったら
いいね!してね!