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おひつの雑学とご飯レシピ
寿司桶・おひつの黒カビが気になるときは?原因・落とし方・予防方法を解説
寿司桶やおひつを使っていると、表面に黒い点や黒ずみが出てきて、「これは黒カビなのでは?」と気になることがあります。
ご飯を入れる道具だからこそ、「このまま使ってもよいのか」「体に影響はないのか」「どうやって落とせばよいのか」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
黒カビは、寿司桶やおひつそのものから自然に発生するというよりも、室内の空気中にあるカビの胞子が表面に付着し、湿気や温度などの条件がそろうことで繁殖しやすくなります。
この記事では、寿司桶・おひつに黒カビが発生する原因、カビを防ぐためのお手入れ、黒カビがついてしまった場合の対処法をご紹介します。実際にカビ取りを行った際のビフォーアフターもあわせて掲載しますので、状態を確認するときの参考にしてください。

この記事のポイント
・黒カビは、湿気や水気が残った状態で発生しやすくなります。
・見つけた場合は、まず状態を確認し、洗浄・乾燥を行いましょう。
・落ちにくい黒ずみは、サンドペーパーで少しずつ削る方法があります。
・それでも落ちない場合は、最終手段として木材に使用できる漂白剤を検討する方法があります。
・日頃のお手入れでは、水気を残さず、風通しのよい場所で陰干しすることが大切です。
寿司桶・おひつに黒カビが発生する原因は?
寿司桶やおひつについて、「黒カビは体によくないのではないか」とご相談をいただくことがあります。
この点について、私たちがお客様にお伝えしているのは、これまで多くの方にお使いいただいてきた中で、黒カビが原因で体調を崩したというお声は、今のところいただいていないということです。
ただし、黒カビが気になる場合は、無理にそのまま使うのではなく、ご使用前にしっかり洗うことをおすすめします。表面をしっかり洗うことで、気になる部分が直接口に入りにくい状態にしてから使うことができます。
黒カビはどこから来るの?
黒カビは、寿司桶やおひつの木材の中から自然に発生するというよりも、室内の空気中にあるカビの胞子が表面に付着し、条件がそろうことで増えやすくなります。
特に、使用後に水気や汚れが残ったままになっていると、カビが好む環境になってしまいます。
黒カビが発生しやすくなる主な条件は、次のとおりです。
・水気が残ったまま保管している
・洗ったあと、乾燥が不十分なまましまっている
・湿気の多い場所で保管している
・ご飯粒や汚れが残っている
・風通しが悪く、乾きにくい状態が続いている
木製の寿司桶やおひつは、余分な水分をほどよく吸収してくれる一方で、濡れた状態が長く続くとカビが発生しやすくなります。使用後は、できるだけ早く洗い、しっかり乾かすことが大切です。
黒カビを見つけたら、まず何を確認すればよい?
黒カビが気になったときは、いきなり強い処置を行うのではなく、まず表面の状態を確認しましょう。
黒カビは表面だけに付いている?
生え始めのカビで、表面に軽く付着しているだけであれば、ふきんで拭き取ったり、水洗いしたりすることで目立ちにくくなる場合があります。
一方で、黒ずみが木目に入り込んでいる場合や、カビ特有のにおいが残っている場合は、表面の洗浄だけでは落としきれないことがあります。
確認したいポイントは、次のとおりです。
・黒い点が表面だけに見えるか
・木目に沿って黒ずみが入り込んでいるか
・カビ特有のにおいがあるか
・一部分だけか、広い範囲に広がっているか
・木肌にささくれや傷みが出ていないか
状態によって、ふき取りで済む場合もあれば、サンドペーパーや漂白剤での処置を検討する場合もあります。
軽い黒カビはふき取りや洗浄で落とせる?
黒カビが生え始めで、表面にとどまっている場合は、まずふき取りと洗浄を行いましょう。
乾いたふきんで表面を拭き取ってもよい?
表面に軽く付着している程度であれば、乾いたふきんで拭き取ることで除去できることがあります。
このとき、強くこすりすぎると木肌を傷める場合があるため、様子を見ながらやさしく拭き取ってください。
水またはお湯で洗うときの注意点は?
ふき取ったあとは、水またはお湯とスポンジで洗います。汚れが落ちにくい場合は、台所用の中性洗剤を使うこともできます。
洗ったあとは、ふきんで水気をしっかり拭き取り、風通しのよい場所で陰干ししてください。
日常のお手入れと同じように、直射日光に当てて急激に乾かすことはおすすめできません。木が収縮し、割れや変形、タガのゆるみにつながる場合があります。
落ちない黒カビはサンドペーパーで削れる?
ふき取りや洗浄をしても黒ずみが残る場合は、細かいサンドペーパーで表面を少しずつ削る方法があります。
サンドペーパーはどのように使えばよい?
サンドペーパーを使う場合は、黒カビが気になる部分を少しずつ削り取ります。
一度に広い範囲を強く削るのではなく、状態を見ながら少しずつ作業することが大切です。
作業の流れは、次のようになります。
1.黒カビが気になる部分を確認する
2.細かいサンドペーパーを用意する
3.サンドペーパーで削る部分がサラッとするまでドライヤーで乾かす
4.カビの部分を少しずつ削る
5.削り粉をきれいに落とす
6.水またはお湯で洗う
7.水気をしっかり拭き取り、陰干しする
削りすぎるとどうなる?
サンドペーパーで強く削りすぎると、木肌を傷めたり、表面が不均一になったりすることがあります。
また、削った部分だけ色や質感が変わって見える場合もあります。新品同様に戻すための作業というよりも、表面に出ている黒ずみを目立ちにくくするための方法と考えておくとよいでしょう。
サンドペーパーでも落ちない場合は漂白剤を使ってもよい?
サンドペーパーでも除去できないほど根が深い黒カビの場合には、最終手段として、木材に使用できる漂白剤を検討する方法があります。
弊社では、茂木和哉株式会社様の「黒木真白」という漂白剤を使用することがあります。

商品について詳しくは、楽天公式サイトをご確認ください。
漂白剤を使う前に確認することは?
漂白剤は黒ずみを目立ちにくくする方法として検討できますが、木材に使う場合は注意が必要です。
使用する製品や木の状態によっては、次のような変化が出る可能性があります。
・木が脱色する
・色ムラが出る
・表面がささくれる
・木肌の質感が変わる
・金属部分に影響が出る場合がある
使用前には、必ず製品の表示、メーカーの使用方法、安全上の注意を確認してください。不安がある場合は、目立たない部分で試す、専門業者に相談する、または無理に作業しないことも大切です。
酢やレモンと塩素系漂白剤を混ぜてもよい?
寿司桶やおひつのお手入れでは、初めて使う前のあく抜きとして、酢やお米のとぎ汁、生レモンを使う方法があります。
ただし、酢やレモンなどの酸性のものと塩素系漂白剤は、絶対に混ぜないでください。あく抜きと漂白処理は、まったく別の作業として行い、同時に使用しないようにしましょう。
漂白剤を使う場合は、次の点にも注意してください。
・製品の表示と使用方法を必ず確認する
・換気のよい場所で作業する
・必要に応じて手袋を使用する
・酢やレモンなど酸性のものと一緒に使わない
・処置後は十分に水洗いする
・水気を拭き取り、陰干しでしっかり乾燥させる
目に見えるカビやカビ特有のにおいが残っている場合は、無理に使い続けず、専門業者への相談や買い替えもご検討ください。
実際に黒カビはどのくらいきれいになる?
以下は、社内で実際にカビ取りを行った際のビフォーアフター画像です。
【ビフォー画像】

【アフター画像】

完全に新品同様に戻る?
カビ取りを行うことで、黒ずみが薄くなったり、目立ちにくくなったりする場合があります。
ただし、木の状態やカビの深さによって仕上がりは異なります。完全に新品同様の状態に戻るとは限らないため、状態を確認しながら無理のない範囲でお手入れしてください。
黒カビを防ぐには日頃どうお手入れすればよい?
黒カビを防ぐうえで最も大切なのは、使用後に水気を残さないことです。
寿司桶やおひつは木でできているため、水分を含んだまま長時間置いておくと、カビが増えやすい環境になってしまいます。

使用後はいつ洗えばよい?
使用後は、なるべく早く水またはお湯とスポンジで洗いましょう。ご飯粒や汚れが残っていると、カビやにおいの原因になることがあります。
汚れが落ちにくい場合は、台所用の中性洗剤を使用できます。洗剤を使ったあとは、洗剤分が残らないようにしっかりすすいでください。
長時間水に浸けてもよい?
ご飯粒を落としやすくするために、水に長く浸けておきたくなることがありますが、長時間のつけ置きは避けましょう。
木が長く水分を含んだ状態になると、カビや傷み、変形の原因になります。
洗ったあとはどう乾かせばよい?
洗ったあとは、ふきんで水気をしっかり拭き取ります。その後、直射日光を避け、風通しのよい場所で陰干ししてください。
乾燥が不十分なまま収納すると、保管中にカビが発生しやすくなります。十分に乾いていることを確認してから保管しましょう。
日頃のお手入れでは、次の点を意識してください。
・使用後はなるべく早く洗う
・ご飯粒や汚れを残さない
・長時間水に浸けない
・洗ったあとは水気をしっかり拭き取る
・直射日光を避けて陰干しする
・風通しのよい場所で乾かす
・十分に乾燥してから保管する
・湿気の多い場所での保管を避ける
職人からのひとこと
黒カビを防ぐために大切なのは、特別な道具を使うことよりも、使ったあとに水気を残さないことです。洗ったあとはふきんでしっかり拭き取り、風通しのよい場所で乾かしてから保管してください。毎回のお手入れを丁寧に行うことで、寿司桶やおひつをきれいな状態で長く使いやすくなります。
どんな場合は無理に使い続けない方がよい?
黒カビが気になる場合でも、状態によってはお手入れで目立ちにくくできることがあります。
一方で、次のような場合は無理に使い続けないことも大切です。
・カビ特有のにおいが強く残っている
・広い範囲に黒カビが広がっている
・サンドペーパーで削っても深く黒ずみが残っている
・木が傷んでいる
・表面にささくれや割れがある
・口に入るものに使うことが不安に感じられる
寿司桶やおひつは食品に触れる道具です。洗浄や乾燥をしても不安が残る場合は、専門業者への相談や買い替えも選択肢としてご検討ください。
よくある質問
黒カビがついた寿司桶やおひつは、そのまま使えますか?
黒カビが気になる場合は、無理にそのまま使うのではなく、ご使用前にしっかり洗うことをおすすめします。表面を洗浄し、気になる部分が直接口に入りにくい状態にしてから使用してください。においや黒ずみが強く残る場合は、無理に使い続けず、専門業者への相談や買い替えもご検討ください。
黒カビは寿司桶やおひつの木から自然に出てくるものですか?
黒カビは、寿司桶やおひつそのものから自然に発生するというよりも、室内の空気中にあるカビの胞子が表面に付着し、湿気や温度などの条件がそろうことで繁殖します。使用後に水気が残ったままになると、カビが発生しやすくなります。
サンドペーパーで削っても大丈夫ですか?
表面に入り込んだ黒ずみが気になる場合は、細かいサンドペーパーで少しずつ削る方法があります。ただし、強く削りすぎると木肌を傷めたり、表面が不均一になったりすることがあります。様子を見ながら慎重に作業してください。
漂白剤は使ってもよいですか?
サンドペーパーでも落ちないほど根が深い場合には、最終手段として、木材に使用できる漂白剤を検討する方法があります。ただし、木の脱色や変色、表面のささくれなどが生じる可能性があります。必ず製品の表示とメーカーの使用方法、安全上の注意を確認してください。
酢やレモンと漂白剤を一緒に使ってもよいですか?
酢やレモンなどの酸性のものと塩素系漂白剤は、絶対に混ぜないでください。あく抜きと漂白処理は別の作業として行い、同時に使用しないようにしましょう。
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まとめ
寿司桶やおひつに黒カビが発生する主な原因は、使用後に水気や湿気が残った状態が続くことです。
黒カビが気になる場合は、無理にそのまま使うのではなく、まず表面をしっかり洗い、状態を確認しましょう。生え始めで表面にとどまっている場合は、ふき取りや洗浄で目立ちにくくなることがあります。
それでも落ちない場合は、細かいサンドペーパーで少しずつ削る方法があります。さらに根が深い場合には、最終手段として木材に使用できる漂白剤を検討することもできますが、木の変色やささくれなどが生じる可能性があるため、必ず製品の表示と使用方法を確認してください。
黒カビを防ぐために大切なのは、使用後に水気を残さないことです。洗ったあとはしっかり水気を拭き取り、風通しのよい場所で陰干ししてから保管しましょう。
日々のお手入れを丁寧に行いながら、寿司桶やおひつを長く気持ちよくお使いください。
監修者情報
監修:志水木材産業株式会社
志水木材産業株式会社は、木曽さわらを使用した寿司桶・おひつ・飯台などの木製品を取り扱っています。木製品を長く気持ちよくお使いいただくために、日々のお手入れ方法や保管時の注意点、黒カビが気になる場合の対処法についてご案内しています。
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