寿司桶でつくるおもてなし料理
寿司桶レシピ
すし桶で作ろう! みんなで楽しむレシピ3つ
すし桶を使うものと言えば、ちらしずし。
こんなイメージを持っている方も多いことと思います。
確かにごはんの調湿能力に優れたすし桶を使えば、
ベタつかず、程よい湿度に調整されたごはんで、
美味しいちらしずしを作ることが可能です。
しかし、すし桶の機能はそれだけではありません。
普段の生活の中で、すし桶が活躍するのはちらしずしのときだけ。
こんな毎日を送っているあなたは、ほんの少し、
損をしているのかもしれません。
古い時代から、和食を作る際の「調理器具の一つ」
として扱われてきたすし桶を使って、毎日の料理をもっと楽しく、
そして特別なものへと変身させましょう。
■まぐろの手こねずし
三重県志摩市周辺地域の漁師が考案したメニューとして、
徐々に全国へと広がっていった手こねずし。
赤身の魚をしょうゆなどで作ったタレに漬け込み、
それをすし飯に混ぜ、手でこねて作ったおすしが
ルーツだと言われています。
現代においては、すし桶で楽しむメニューとしても、
すっかり定番に。
レシピを頭に入れておけば、
自宅で手軽に楽しむことも可能です。
<材料>
米 4合
水 適量
すし酢 適量
大葉 15枚~20枚程度
小ねぎ 適量
白ごま 適量
甘酢ショウガ 適量
まぐろ 500グラム
しょうゆ 大さじ4
みりん 大さじ4
<作り方>
まぐろは5ミリほどの厚さに、食べやすくカットしておきます。
しょうゆとみりんを1:1で混ぜ合わせ、付けダレを作ります。
カットしたまぐろをタレに漬け込み、20分ほど放置します。
(途中で刺し身を混ぜると、味がよりなじみます。)
米は普段どおりに洗い、適量のお水をセットして炊き上げます。
ごはんが炊けるのを待つ間に、
大葉と小ねぎを刻んで用意しておきましょう。
炊き上がったごはんは、炊飯器からすし桶へと移します。
すし酢を入れ、切るようにごはんを混ぜたら、
余計な水分を飛ばしていきます。
うちわであおぎながらごはんを混ぜ合わせることで、
よりスムーズに全体を冷ませます。
すし飯が出来上がったら、そこにまぐろの漬け汁を混ぜ、
ごはんに味付けをします。
漬け込んだまぐろと大葉、小ねぎ、白ごま、
甘酢ショウガをすし桶に並べて出来上がりです。
食べるときには、それぞれの器によそってあげましょう。
手こねずしを外で注文すると、個々の小さなすし桶や
おひつを使って提供されることも多いもの。
もちろんそれも、食べやすくオススメのスタイルです。
しかし、家族みんなの分を大きなすし桶で一気に作ることで、
華やかさや特別感もアップします。
今回はまぐろを紹介しましたが、
タイやカンパチなどでも美味しく作れます。
ぜひ挑戦してみてください。
■アボカドでヘルシー洋風ずし
日本の伝統的な食べ物であるおすしは、
今や世界に広がる人気の食の一つです。
日本のおすしをルーツとして、
海外で独自の発展を遂げたおすしの中には、
日本人の口に合うものも多数あります。
今回は若い女性にも人気の高いアボカドを使った、
洋風ずしのレシピをご紹介いたします。
<材料>
米 4合
すし酢 適量
生ハム 16枚
アボカド 1個
卵 2個
白ごま 大さじ1半
大葉 15枚
砂糖 適量
塩 適量
マヨネーズ 大さじ4
ヨーグルト 大さじ6
<作り方>
米を洗い、普段と同じように炊き上げます。
炊けたごはんはすし桶に移し、
すし酢を回し入れたら切るように混ぜ合わせます。
うちわであおぎながら混ぜ、人肌程度になるまで冷ましていきましょう。
生ハムは食べやすい大きさに、アボカドは1センチ角に、
そして大葉は千切りにしておきます。
卵や砂糖と塩で味付けをして、いり卵にしてください。
マヨネーズとヨーグルト、塩少々を混ぜ、ヨーグルトソースを作ります。
すし飯に白ごま、大葉、アボカド、生ハムを盛り付けたら、
ヨーグルトソースをかけて出来上がりです。
「え!? すし桶にご飯でヨーグルトソース!?」と
驚く気持ちもわかりますが、華やかな色合いは、
おもてなしにもベストです。
緑と黄色、そしてピンクが鮮やかなすし桶は、まさに春の装い。
お祝いメニューとしても、ピッタリです。
■すし桶でサンドイッチパーティー
すし桶と言えば、和食が定番。
しかしそんな固定観念を、覆すような料理アイデアが、
近年次々と発案されています。
すし桶が持つ調湿作用は、実はパンの保存にも適したもの。
ぱさぱさになり過ぎず、おいしい状態をキープできます。
大きなすし桶を、みんなが集まった際の
パーティーメニューにも活用しましょう。
<材料>
食パン・フランスパン・ロールパンなど 適量
えび 10尾
きゅうり 1本
プチトマト 10個
サラダ菜 4枚
ハム 4枚
ポテトサラダ 適量
バター 適量
マスタード 適量
<作り方>
好みのパンを用意して、食べやすい方にカットします。
(食パン⇒三角形や四角形にカット。フランスパンは斜め切りなど。
ロールパンには真ん中に切れ目を入れましょう。)
えびは背ワタをとったのち、片栗粉をふって軽くもみます。
水で洗い流したあと、水気をよくふきとっておきます。
塩と酒を入れたお湯でえびをゆで、殻をむきます。
きゅうりとサラダ菜、ハムは食べやすい大きさにカットしてください。
プチトマトを洗いポテトサラダを用意したら、
それぞれを小さな器に盛りつけていきます。
パンと器をすし桶に並べてテーブルに出したら、
パーティーメニューの完成です。
それぞれが好みのサンドイッチを楽しみましょう。
すし桶で食べる食事は、もっと自由に楽しめるもの。
洋風・和風を問わず、さまざまなメニューに挑戦してみてください。
すし桶が、家族の食事風景を、より印象深いものにしてくれることでしょう。
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