寿司桶でつくるおもてなし料理
寿司桶レシピ
「すし」だけじゃない! すし桶の活用レシピ4つ
すし屋で、酢飯を作るために使われている「すし桶」は、
各ご家庭においても定番の調理器具です。
炊き上がったごはんから過剰な湿度を吸収し、
ごはんに程よい湿気を残しながら、
口当たりの良い状態に仕上げてくれます。
近年では樹脂製のすし桶も増えていますし、
「収納する際に場所をとるから」という理由で、
あえて所有しない方も増えています。
しかし木製ならではの調湿機能は、
ごはんをおいしくするために欠かせないもの。
「ちらしずし」だけではない、
すし桶の使い方について紹介していきます。
■家族みんなのパーティーメニューに
すし桶と言えば、その大きさで圧倒的な存在感を放つアイテムです。
収納する際には、その大きさがデメリットとなりがち。
しかし一方で、食卓の真ん中にすし桶を置けば、
一気に場を華やかにしてくれるというメリットもあります。
ちらしずしも、こうした華やかな雰囲気を重視したメニューですが、
すし桶の活躍場面はそれのみではありません。
たとえば手巻きずしをする際にも、おいしい酢飯は欠かせません。
すし桶を使ってご飯を仕上げれば、
より本格的なおいしさを楽しめることでしょう。
時間が経っても、ごはんがベタついたり、
反対にパサついてしまったりということもありませんから、
みんなが集まるときのパーティーメニューとしてもピッタリです。
また休日のランチには、子どもたちと一緒に
「おにぎりパーティー」を開催するのもオススメです。
すし桶には、炊き立てのご飯を入れて
スタンバイしておきましょう。
周囲には、ノリや具材など、
おにぎりに欠かせない品物を用意しておきます。
自分自身の手で、すし桶からごはんをとり、
おにぎりを作る喜びは格別のもの。
きっと食も進むことでしょう。
木製のすし桶やおひつには、
ごはんに含まれる水分を調整する機能が備わっています。
また一度すし桶に移すことで、炊き立てのごはんであっても、
温度の調節が可能になります。
小さな子どもであっても、やけどの心配をすることなく、
自分で作ったおにぎりを堪能できますよ。
限られた材料でもパーティー気分を高めてくれますから、
家族の新定番となりそうですね。
■釜揚げうどん
すし桶と言えば、「ごはんとセットで使うもの」
というイメージを抱く方も多いことと思います。
しかし木ならではの風合いと、みんなで楽しめる大きさは、
実はごはん以外との相性もピッタリなのです。
中でもオススメなのが、釜揚げうどんです。
たっぷりのお湯でゆで上げたうどんは、
うどんそのものの味わいを楽しめる人気のメニューです。
すし桶にゆで汁と、うどんを入れて食卓へと運びましょう。
それぞれの器に盛って楽しむのも良いですが、
すし桶を使えばみんなでワイワイ楽しむことが可能です。
4~5人前の釜揚げうどんを用意する際には、
ぜひすし桶を活用してみてください。
木ならではの良い香りが、うどんの味わいに華やかさを与えてくれます。
見た目からも特別感を楽しめるので、
皆が集まったときの定番メニューとしてもオススメですよ。
食卓には、お好みの薬味と共に並べてみてくださいね。
■冷やしメニューにも最適
次はすし桶が持つ、涼しげな雰囲気を
最大限活用するメニューについて紹介します。
夏のすし桶の使い方と言えば、
「そうめん」をイメージする方も多いかもしれません。
釜揚げうどんと同じように、
家族全員分の料理を一気に提供できるので、
主婦の味方と言えそうです。
それ以外にも、「冷やし豆腐」を作ってみるのもオススメです。
方法は簡単。
絹ごし豆腐を用意して、氷と共にすし桶に入れて冷やしておきます。
それぞれが薬味をつけ、しょうゆやだしじょうゆ、
ポン酢など、お好みのタレをつけてお召し上がりください。
見た目にも涼しげですし、お酒のおつまみとしても最適なメニュー。
作り方も簡単ですが、「すし桶」を使うことで、華やかさを演出できます。
食卓にすし桶を出した瞬間に、みんなが「わっ」となること間違いなし。
インパクトを狙って、夏に活用してみてください。
■お弁当にも活用を
家族全員分のお弁当を作るとき、「お弁当箱」に困った経験はありませんか?
近年は、プラスチック製の手軽なお重も、多数販売されています。
手軽に使えるアイテムを活用するのも一つの方法ですが、
「盛り付けが難しい」「美味しそうに見せられない」などの
不満点を抱える方もいるでしょう。
こんなときにも、ぜひすし桶を活用してみてください。
調湿作用を持つすし桶は、
おにぎりなどを入れて保存するのにもピッタリのアイテムです。
広いスペースがありますから、
ごはんと一緒におかずも詰め込んでしまいましょう。
からあげ、卵焼き、ソーセージにエビフライなど……。
家族が喜ぶお弁当の具材は、定番で十分。
すし桶に入れるだけで、なんとなく華やかな印象に仕上がります。
またおかずの中にも、「プラスチック製のお弁当箱に入れておくと、
ベチャッとしてしまう」ものはあります。
すし桶であれば、そんなおかずもおいしく保存してくれます。
丸く大きなすし桶は、みんなの中心に広げたときのインパクトも抜群です。
木の風合いは、おにぎりやおかずを美味しく見せてくれることでしょう。
丸い桶の中を、自分の好きなように盛り付けていく楽しみも生まれそうですね。
■まとめ
日本の食文化に根付いたすし桶やおひつは、
「酢飯を作る」「ごはんを移して保存する」
といった目的以外でも、幅広く活用できます。
その大きさや木ならではの自然な風合いは、他の調理器具にはないものです。
今回は比較的簡単にできる料理ばかり、4つ紹介しましたが、
ぜひ自由な発想で様々な料理を楽しんでみてください。
大きなすし桶が、みんなの中心となってくれるはず。
家族や親せきが集まって食事をするような場面も、
より華やかに楽しむことができるでしょう。
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