寿司桶(すし桶)、おひつ、檜風呂(ヒノキ風呂)の製造販売は木曽の志水木材

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志水木材のブログ
風が吹けば桶屋が儲かる?!

葛づくりの杉桶

2013年11月14日

葛と言うと吉野が有名ですが、江戸時代の京都の儒学者頼山陽が「熊川は吉野よりよほど上品にて」と評した

福井県若狭の熊川葛はお菓子の材料として重宝されてきたそうです。

現在ではわずか一軒のみが伝統的な生産を守り続けているんだとか。

若狭町ではこの熊川葛の寒晒しの製法を守っていく試みをしているそうです。

熊川葛はでん粉の発酵を防ぐために、谷川の冷たい伏流水を使い、寒晒しという製法で精製しますが、

その寒晒しに使う桶が昔から杉で作ったものだそうです。

今回、その熊川葛づくりに使う杉桶のご注文をいただきました。

熊川葛が伝承されていけば桶屋としても嬉しい限りです。